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暫くの間、みんなと話したり、デザートを食べたりしながら時間をつぶしていると、校長がこちらを向いていることに気づいた。
いや、¨こちら¨ではなく¨私¨を見ているのだろう。
校長の様子を見るに、以前提供した情報による行動はしていないようだ。
ハリー・ポッターという人物の能力を見る為か、私の情報が確かなものだという確証を得る為。
きっと両方を、今日見定めようとしているのだろう。
そんなことを考えながら、私は席を立った。
ブレーズ(以下ブレ)「A？何処行くんだ？」
貴女「ブレーズ君、レディが席を立つ理由を尋ねるだなんて…貴方らしくもありませんね」
パン「一緒に行きましょうか？」
貴女「いえ、直ぐに戻りますから」
最後にもう一度だけ校長の方を見ると、私に向かって微笑んでいた。
セオ「………A」
貴女「？」
セオ「…気をつけて」
セオドール君は突然私の名を呼び、それだけを言うとローブの中に入れいたであろう文庫サイズの本を読み始める。
セオドール・ノットという人物は、賢いだけではなく、勘もいいのかも知れない。
貴女「えぇ」
とだけ返し、大広間から出た。
出た瞬間、大広間とは違う少しばかり冷たい空気が全身を包む。
今からならば歩いて向かっても問題ないだろう。
ゆっくりと歩き出すと、後ろの方から足音が聞こえてくる。
確か大広間にいなかったのは、アーガス・フィルチとクィレル先生。
きっとこれから鉢合わせになるのは後者だろう。
急いでいないことを考えると、まだトロールを放してはいないのだろう。
クィ「こんな所で何をしている？」
貴女「レディにそんなことをお聞きになるのですか？」
クィ「貴様は俺の本性を知っているからな」
貴女「既に実行なさっているのですか？」
クィ「今からだ」
そう言う先生の顔からは、私に対してであろう¨手出しはするな¨と言った言葉が伺える。
貴女「邪魔はしませんよ。物語に支障が出ない範囲で行動しますから」
クィ「ならば、なぜ貴様はあの老いぼれに情報を渡す？」
貴女「そうですねぇ…お礼、でしょうか…」
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匿名希望 - 姿現しでは？ 普通に姿『消し』の反対は姿『現し』だと思うのですが…… (2015年1月13日 19時) (
レス) id: d3e937bb77 (このIDを非表示/違反報告)
蛍光灯(プロフ) - 黒の人さん» 黒の人様、ありがとうございます。なお、秘密の部屋は本章がかなり長引いてしまったため、続きは続編記事での連載となりました。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。 (2014年9月10日 17時) (レス) id: e6968aead3 (このIDを非表示/違反報告)
黒の人 - 秘密の部屋続き待ってます (2014年9月10日 17時) (レス) id: d9b5d79721 (このIDを非表示/違反報告)
蛍光灯(プロフ) - 黒の人さん» 黒の人様、いつもありがとうございます。ただいま日記リドルと主人公をどう対面させようか検討中ですので、もしかすれば近いうちに会話が実現するかもしれません。気長にお待ちください。 (2014年9月6日 23時) (レス) id: cde8c169d6 (このIDを非表示/違反報告)
黒の人 - ヴォルデモートと主人公の会話が気になってきます。続き見たいです。 (2014年9月6日 20時) (レス) id: d9b5d79721 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛍光灯 | 作成日時：2014年3月8日 17時
