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貴女「あの…貴方が、ハリー・ポッターさん？」
ハリー(以下ハリ)「えっ？」
私が彼と接触できたのは、大広間から少し離れた比較的人通りの少ない廊下だった。
ハリ「あ…えっと…そうだよ」
貴女「よかった、もし人違いだったらどうしようかと」
ハリ「君は？」
貴女「A・ゴーントです。その…先程魔法薬学のとき、これを落しませんでした？」
そう言って差し出したのはグリフィンドールのエンブレムが刺繍されている白いハンカチ。
そこには紅い糸でＨＪＰと彼のイニシャルが入っている。
どうして私がこんな物を拾ったのか、支給品でもないのに彼がなぜこれをもっていたのかは分からないが、彼と接触するための口実にはもってこいだ。
ハリ「あ、ありがとう」
貴女「いえ」
微笑みながらハンカチを差し出すと、ロンが何かを思い出したかのように素っ頓狂な声を発する。
ハリ「ロン？どうしたの？」
ロン「もっ、もしかして君！スネイプのお気に入り！？」
貴女「゛教授のお気に入り゛？私がですか？」
そう聞くとロンは嫌そうに話し出した。
ロン「だって君さ、入学式の日にスネイプに名指しされて、授業中だって指名されてたし」
貴女「ならば、ドラコ君も教授のお気に入りなのでは？教授とＭｒ，マルフォイはそれなりの仲だった様ですし」
ロン「そうだけど…でも君とマルフォイじゃあ比にならないだろ？」
そんなロンの言葉にハリーも曖昧に頷く。
ロンが次の言葉を発しようとした時、私の背後に誰かが現れたのか、２人の様子が変わる。
？？「おや、こんな所で何を話しておるのじゃね？A、ハリー、ロン」
…全く。
この爺は…。
貴女「…校長」
私の背後に居たのは他でもないダンブルドアその人だった。
どうやら私がハリーと接触したことを面白く思っていないらしく、その瞳の奥には何とも言えない色が覗いている。
ダン「ハリー、ロン、しばしの間Aを借りてもよいじゃろうか」
校長は遠まわしにハリーとロンを寮へと戻す。
彼等の背中が見えなくなり、廊下に人気がなくなった頃、私は口を開いた。
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匿名希望 - 姿現しでは？ 普通に姿『消し』の反対は姿『現し』だと思うのですが…… (2015年1月13日 19時) (
レス) id: d3e937bb77 (このIDを非表示/違反報告)
蛍光灯(プロフ) - 黒の人さん» 黒の人様、ありがとうございます。なお、秘密の部屋は本章がかなり長引いてしまったため、続きは続編記事での連載となりました。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。 (2014年9月10日 17時) (レス) id: e6968aead3 (このIDを非表示/違反報告)
黒の人 - 秘密の部屋続き待ってます (2014年9月10日 17時) (レス) id: d9b5d79721 (このIDを非表示/違反報告)
蛍光灯(プロフ) - 黒の人さん» 黒の人様、いつもありがとうございます。ただいま日記リドルと主人公をどう対面させようか検討中ですので、もしかすれば近いうちに会話が実現するかもしれません。気長にお待ちください。 (2014年9月6日 23時) (レス) id: cde8c169d6 (このIDを非表示/違反報告)
黒の人 - ヴォルデモートと主人公の会話が気になってきます。続き見たいです。 (2014年9月6日 20時) (レス) id: d9b5d79721 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛍光灯 | 作成日時：2014年3月8日 17時
