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セブ「Ｍｓ，ゴーント」
それぞれの談話室に案内されている最中、私の名が呼ばれた。
ドラ「君…何かしたのか？」
貴女「いいえ？まぁ、どうせあのことでしょう」
ドラ「あのこと？」
そう適当に受け流し、唯一階段を下ってゆく流れから抜け出すと、すぐに教授を見つけられた。
セブ「校長がお待ちだ」
貴女「そうでしょうねぇ…教授が私を私的な用事で呼び出すだなんて有り得ませんもの」
どうやらここから校長室まではそれなりに遠いらしく、教授は早く用事を済ませたいのか歩く速度が速い。
１１歳の少女の身体を持つ私には追いかけるのがやっとだ。
周囲から見ればそれなりに滑稽だろう。
廊下の壁に飾られている絵画達は私に哀れみの視線を向けてきたり、単純に微笑ましそうにしていたりする。
貴女「っ！教授っ！待ってください！」
セブ「何度も言わせるな、我輩は忙しい」
そう言いながらも少しだけゆっくり歩いてくれた教授に感謝しつつ、後ろについて行くと、途中で特徴的な後姿が見えた。
だいぶ暗くて見えにくいが、あのシルエット的にクィリナス・クィレルとか言うハリーが最初に倒す死喰い人だろう。
貴女「…………」
セブ「どうかしましたかな？」
貴女「…今現在、教授は何処までご存知で？」
あの後頭部に寄生しているであろう卿に聞かれぬ様、声のトーンをおとして聞けば、教授は眉間に皺よよせた。
セブ「なんのことだか…さっぱり」
貴女「そうですか、でもきっと教授はアレに寄生していることにお気づきなのでしょう？」
セブ「さぁ？我輩が知っているのはアレがアルバニアにいたという事実だけだ」
貴女「そこまでご存知ならば、私の話など理解できているでしょう？」
すると一瞬、何かに見られているような感覚がした。
凍てつくような、とても冷たい。
だが、それでいて執念に取り付かれているかのような、何とも形容しがたい視線だ。
それが卿なのか、あの捨て駒なのか、またはそれ以外なのかは、今の私には分かりっこない。
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匿名希望 - 姿現しでは？ 普通に姿『消し』の反対は姿『現し』だと思うのですが…… (2015年1月13日 19時) (
レス) id: d3e937bb77 (このIDを非表示/違反報告)
蛍光灯(プロフ) - 黒の人さん» 黒の人様、ありがとうございます。なお、秘密の部屋は本章がかなり長引いてしまったため、続きは続編記事での連載となりました。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。 (2014年9月10日 17時) (レス) id: e6968aead3 (このIDを非表示/違反報告)
黒の人 - 秘密の部屋続き待ってます (2014年9月10日 17時) (レス) id: d9b5d79721 (このIDを非表示/違反報告)
蛍光灯(プロフ) - 黒の人さん» 黒の人様、いつもありがとうございます。ただいま日記リドルと主人公をどう対面させようか検討中ですので、もしかすれば近いうちに会話が実現するかもしれません。気長にお待ちください。 (2014年9月6日 23時) (レス) id: cde8c169d6 (このIDを非表示/違反報告)
黒の人 - ヴォルデモートと主人公の会話が気になってきます。続き見たいです。 (2014年9月6日 20時) (レス) id: d9b5d79721 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛍光灯 | 作成日時：2014年3月8日 17時
