帰国(3) ページ4
「郁弥と凛、相性良さそうだな。」
「そう?」
急に旭に言われる。
仲良くできそうな気はしたけど、まだよくわからない。
首を傾げて考えていると、旭に言われた。
「なんつーか...、郁弥は末っ子タイプで、凛はお兄ちゃん気質だからかな。」
「は、はぁ!?」
僕が末っ子タイプ...!?
確かに弟や妹はいないけど、兄貴みたいでしょ!
大学に入ってからも『桐嶋くん、弟とかいるのー?』ってきかれるし!
ふと目を上げると松岡さんが目を輝かせていた。
「俺...お兄ちゃんか...。」
いやいやいや、
何を言っているのだと机から身を乗り出す。
「ちょっと、旭!
僕は末っ子タイプじゃない!
どっちかっていうとお兄ちゃんでしょ!」
頬を膨らませながら言うと皆に笑われる。
「そーゆーとこだよ。
お前、よく甘えてるんじゃないの?
さあやちゃんに♡」
「なっ...!?」
なんで旭が知っているのだ。
旭とさあやを会わせたことは一度もないし、話をしたこともない。
今みたいにからかわれるのが目に見えているからだ。
「...誰が旭に言ったわけ?」
じとーっと周りを睨みながら言うと、スッとハルが手を上げる。
「俺だ。」
「ちょ、なんで勝手に言ってるの、ハル!」
「...言っちゃだめとは言われてない。」
思い切り屁理屈を言うハルにもはや言葉が出てこない。
口をあけてわなわなしていると、真琴になだめられる。
「まあまあ、旭だけ言わないっていうのもさ...
。」
そうだけど...。
僕はあまりからかわれるのが得意ではない。
特に恋愛のことに関しては。
だから旭には言わないでほしかったのに...!!
「まぁいいじゃん!
それより写真見せてよ、郁弥。」
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
少なくてすいません!!
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みのり - まいまい☆さん» この作品のアドバイスをしました、見てみて下さいね!辛口が意外と難しくて上手く出来ていないのですが…… (2019年8月14日 14時) (レス) id: 671f4436ea (このIDを非表示/違反報告)
まいまい☆ - 紅夜の黒猫さん» ありがとうございます。読みやすいとは感激です! (2019年8月6日 8時) (レス) id: e4e68df0f1 (このIDを非表示/違反報告)
紅夜の黒猫 - 参加していただきありがとうございます。読んでいてとてもおもしろかったです。内容も頭に入りやすく、とても読みやすかったです (2019年8月4日 12時) (レス) id: 3aef5a37b1 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい☆ - 江梨もぐさん» ありがとうございます!いつもコメントなどを頂いてすごく励みになっておりました!次作も頑張りますね...!本当にありがとうございました! (2019年1月11日 6時) (レス) id: c479711da3 (このIDを非表示/違反報告)
江梨もぐ - こんばんは。ずっと陰ながら応援させていただいておりましたが、ついに最終回とは… 次作も楽しみにしてます!これから応援してます、頑張ってください! (2019年1月10日 23時) (レス) id: 18af6740d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まいまい☆ | 作成日時:2018年12月27日 15時