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ー数年後ー

スー「サカズキさん!なんでこの書類渡したのにやらせてないんですか!!」

赤「なんじゃぁ!?そんなもん、いつでもできるじゃろうが!!」

スー「そう言って不備があったらどうするんです!?敵船に遭遇したら被害は甚大です!!」

赤「うぐっ…ったく!!お前の口うるささは母親譲りじゃのぉ!!」

スー「そりゃ、僕を鍛えたのは母さんなので。」

青「いやぁ、やっぱ拾わなくてよかったわ。」

黄「本当だねぇ〜。まるであの頃のAちゃんみたいだ。」

スー「ん?あ!!クザンさん!!」

青「うげっ!」

スー「うげっていう事は、言いたい事分かってますよね!」

青「しょ、書類…」

スー「そうです!昨日までの提出期限ですよ早く出して下さい!!」

青「ご、ごめんねぇ〜?」

スー「まったく!あ、サカズキさん!」

赤「はぁ、なんじゃぁ…」

スー「見回りの時間ですよ!!ほら準備して!!」

赤「そんなもん…いや、行くから黙っちょれ」

黄「母親の時とまったく同じ会話をしてるの、気づいたのかねぇ〜?」

スー「クザンさん!僕らが帰るまでに必ず終わらせておいて下さいよ!!」

青「はーい」

スー「…逃げたらどこまでも追いかけますからね。」

青「あらら…本当にお母さんそっくりだよ、君は。」

甘「ゔおぉぉい!!スーロ!!いるかぁぁ!!」

スー「甘楽!?何してるのここで!?」

甘「お前明日休みなんだろ?久々にモビーに行こうと思ってなぁ!!連れにきた!!」

スー「なんで休みを知ってるの…」

甘「あぁ?母さんから聞いたぜ?杏楽(あんら)も待ってんだ!とっとと行くぞ!!」

スー「ちょっ!まって休みは明日!!」

甘「飛ばすぜぇぇえ!!」

青「いってらっしゃーい。」
ーー
バンッ!!
甘「ゔおぉぉい!!帰ったぞお前ら!!」

「あら?甘楽?スーロも。明日ではないんですか?」

スー「母さん!寝てないと体悪くするだろ!ここ数年でかなり悪くなってるんだ…」

「ふふ、大丈夫ですよ。杏楽お兄ちゃんとお姉ちゃんです。」

杏「久しぶり!」

甘「デカくなったな杏楽!親父は?」

イ「ここにいる。元気そうだな、二人とも」

スー「父さん!ただいま!オヤジさんはお部屋?」

イ「あぁ。顔見せてやれ。喜ぶからな。」

甘「うっし!行くぜ!お前ら!!」

スー「甘楽、口。」

杏「口!」

甘「るせ!」

「元気に育って良かったですね、イゾウさん。」

イ「あぁ、今夜は宴だな。」

ーENDー

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作者名:たまごやき | 作成日時:2022年6月25日 22時

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