プロポーズ ページ42
コンコン
イ「A。宴の準備ができたぞ。」
…
イ「A？」
カチャッ
「スゥー、スゥー…」
イ「寝てるのか。」
かわいいものだな。
この寝顔をまだこれからも見ることができるなんて、信じられるか？
イ「嬉しいねぇ」
愛おしい顔を触れば、薄らと目を開けるA
「イゾウさん？」
イ「起こしちまったかい？宴の準備ができたから呼びに来たんだ。」
「あ！私、寝ちゃってましたね！すぐ行きましょうか！」
イ「…A。」
言うなら、今しかねぇ。よな？
ーーー
いつの間にか寝てしまっていた私。
誰かに触られて起きれば、目の前にはイゾウさんがいました。
宴の準備ができた、との事だったのですぐに行きましょう！と声をかけたんですが…
イ「…A」
何か、すごく真剣な顔で私の手を握っているイゾウさん
「どうしました？」
深く、深く呼吸をして気持ちを落ち着けているようです。
イ「お前さんに、言わなくちゃいけねぇ事がある。」
「？？なんでしょう。」
イ「俺の…嫁になってくれないかい？」
「…え？」
俺の、嫁に？
こ、これってもしかして…！！
イ「俺にはどうしてもお前さんしかいないんだ、A。」
「イッイゾウさんっ」
イ「一生大事にする。お前さんの笑顔を俺に守らせておくれ。」
「ｼﾞﾜｧ))は…い」
イ「ふっ、愛してるA」
「はいっ、わ、私も…愛して、ます！」
すごく心臓がドクドクと速い…
これは私だけではないですね。
抱きしめてくれているイゾウさんも、すごく心臓が速いです。
イ「よかった。さ、宴に急ごう。」
「はい！…でもその前に。」
イ「ん？…あぁ。」
「バレバレですよ？皆さん」
イ「ったく。告白の時も盗み聞きしてやがったクセによ。」
扉の外。
結構な人数がいるのバレてますからね？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 58人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：たまごやき | 作成日時：2022年6月25日 22時
