ありがとうございます、サカズキさん。 ページ5
一週間後
黄「ついに来たねぇ〜この日が。」
そう。ついに来ましたこの日が。
港には大勢のマフィア。
そして護衛用の本部に所属する大勢の海兵。
大袈裟な…なんて声があちこちで聞こえてきます。
「(今日で、こことも最後です。)…サカズキさん。」
赤「なんじゃぁ」
「私、サカズキさんの部下になれてよかったです。」
赤「??」
「ありがとうございます。」
赤「気色悪いのぉ。そんなもんはこの任務が終わってから言えばええじゃろうが」
違うんです。
この任務が終わったら…
私は貴方達の敵になる。
だから、今のうち言いたいことは言っておくんです。
「ふふ、サカズキさんはどうでした?」
赤「あぁ?」
「私が部下で…よかったですか」
赤「…最初は舐め腐ったガキとしか思っちょらんかったな。」
「そうですね」
赤「じゃけぇの。働いてみせたら口やかましいわ鍛錬は怠らんわ。…初めて部下に怒られるなんて経験したんわ。」
「ふふ!」
赤「まぁその分お前は自分にも厳しかったけぇ。…ワシは拾った事後悔しておらん。」
「サカズキさん…」
赤「もうそろそろ時間じゃぁ。ぬかるなよ、A」
「はい。…本当に、ありがとうございました。」
赤「??」
よかった。
これで、心置き無くココを去れます
セン「船が来たぞぉぉ!!お前ら、敵襲に備えろ!!必ずコイツらを送り届けるんだ!!」
はい!!
と大声が響きます。
大勢のマフィアの後ろに見守るように立つ三大将。
私はサカズキさんの隣。
クザンさんの横です。
ガ「ん?あれは…」
セン「なんだ。何か来たか、ガープ」
ガ「白ひげの船じゃな。」
セン「なんだと!?白ひげがなぜ!?」
白ひげ…
望遠鏡、ないのでまだ目視はできませんが…
ちゃんと間に合ったんですね、よかった。
青「あらら。なーんでそんな大物がここにきてんの?」
黄「飛んで火に入る夏の虫だねぇ〜」
赤「とっ捕まえればええだけじゃぁ。」
青「またAちゃん投げちゃダメだよ。サカズキ」
「ダメですよ、サカズキさん。」
あ、だんだんと近づいてきました。
これなら目視できますね。
ん??船の先端に誰か…黒服が立っています。
あれは…
「(お兄ちゃん!って事は、皆も来てくれたんですね!)」
周りが超警戒体制になっている今。
ザッダーーーン!!と変な音を立て、モビーはマリンフォードに着きました。
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作者名:たまごやき | 作成日時:2022年6月25日 22時