久々の再開 ページ29
サ「一緒に、モビーで宴会するって言ったじゃねぇか!!」
ごめんなさい。
ごめんなさい、皆
(Aさん?)
「!?この声…モア、ですか?」
モ「あー!やっぱりAさんだ!見た目変わりましたねぇー!なんでここにいるんです?」
「なんでって、あなたがお迎えなのでは?」
モ「え、て事は死んじゃったんですか!?もー!何してるんですか!?」
「…ふふ、あなたは死んでも元気だったんですね。」
モ「そりゃそーですよ!あ、私Aさんに言いたい文句いーっぱいあるんですから!!」
文句?
死なせてしまったことでしょうか?
まさかお迎えがモアだったなんて…
「なんでしょう?」
モ「まずはですね!!なんで恋人ができた事報告してくれなかったんですか!?」
「え?」
モ「Aさんから聞くの、ずっと待ってたのに!!」
「な、なぜそれをモアが?」
申し訳なくて、モアには何も言えなかったのに
モ「スクアーロさんが!!私の墓前でずーーーっとグチグチ言ってたんです!!俺のAが取られたって!!!」
「な、なるほど…」
もう!!お兄ちゃん!!
モ「あと!!死ぬの早すぎです!!」
「え?」
モ「私はおばあちゃんになったAさんに、若さアピールしたかったんですよ!?なのにこんな旬な状態で死ぬなんて!!」
「私は果物ですか?」
モ「…本当にいいんですか。連れてって」
「モア…クス、かまいませんよ。」
モ「あのイゾウって人と子供作る約束してたんですよね。」
「…どっちにしろ、あの体では生き延びても子供は望めません。」
モ「スクアーロさん…きっと立ち直れませんよ?」
「大丈夫。お兄ちゃんには、皆がついていますから。」
モ「Aさん…」
「…さ、いきましょう?モア。」
しょーがないですね!
と笑って手を繋いでくれるモア。
変わらないあなたに会えただけでも、よしとしますかね。
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作者名:たまごやき | 作成日時:2022年6月25日 22時