サメ妹と鯨10

私もきっと ページ25

エ「うおおおおお！！！！！火拳ンンン！！！」

赤「フン！！炎如きが！！ワシのマグマに勝てると思っちょるんか！？」

ダメでした、エース…

サカズキさん相手では勝てませんよ！！

「エース！！」

イ「お前は行くな！！A！！」

「イゾウさん！！でも！！」

ス「あの野郎、エースを挑発して暴れさせ、お前が降りてくんのを待ってんだろ。」

イ「あぁ！！だからお前はここを動くな、いいなA！！」

「っ！！…ごめんなさい」

べ「Aのせいじゃなくね？」

マモ「そうだよ。あれだけ言われていたのに挑発に乗ったエースが悪い」

でも…きっと、私も同じことをしてたと思うんです。

ボスがバカにされたら、きっと刺し違えてでも悪く言った人間を殺す。

「きっと私がエースの立場なら、同じ事をしました…」

ザ「…」

「ボスが悪く言われたら…私もきっと、冷静ではいられないから…」

ザ「カスが。A」

「ボス…」

ザ「んなくだらねぇ事で俺の名に傷をつけてみろ。」

「！！」

ザ「てめぇの墓なんざ、作らねぇからな。」

「はい…ボス」

ナミ「ﾋｿｯ))ねぇ、ちょっと。どういう意味？」

「ﾋｿｯ))きっとそんな事で死ぬような危険な事はするな、と言いたいんですボスは」

ナミ「分かりずらい男ね〜」

そうですね、でもその分かりずらい優しさに私は何度も救われ憧れてきました。

だから、私はボスの為に命をかけるんです。

イ「…。大丈夫だ、エースも必ず連れ戻すからな。」

「ありがとうございます、イゾウさん…」

お兄ちゃんも私の前に立って降りないように見張ってくれています。

ス「…これ以上長引くなら、俺は行くぜ。」

「お兄ちゃん！！」

ス「かっ攫ってくりゃぁいいだけだ。心配すんな、A」

「でも…」

ス「ゔおぉぉい、俺はお前の兄貴だぞ？妹残してくたばるかよ。」

「うん…」

エース、早く戻ってきて下さい…

負けてません！！→←怒らないで！！

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