心配性 ページ39
イ「スゥー…スゥー…」
「さて。書類は終わりですね。イゾウさん…は起こすのはかわいそうです。」
だいぶ日が落ちたこの時間。
そろそろすれば夕食の時間になります。
ーコンコン 女「あの、イゾウさん!お話ししたい事があるんです!!入りますね!!」
ガチャッ!!とこちらの返事も聞かずにズカズカ入ってくるこの女。
さっきの忠告は無意味でしたでしょうか?
女「イゾウさん助けて下さい!!私あのAって子に殺され…え、なんでいるんですか…」
「それをそっくりそのままお返ししますよ?誰が入っていいと言いました?」
女「そん、そんな、あなただって…」
「私は彼のお手伝いにきたんです。どっかの誰かが自己満足で彼の時間を奪うから」
女「うっ」
「さて、用件はなんです?」
女「あ、あなたにあるんじゃないわよ!!イゾウさんに用があってきてるのよ!!」
「残念ながら彼は今手が離せません。」
女「嘘よ!私の為なら手を止めてくれるわ!!」
「止めざるを得ない。の間違いでは?」
女「うっ、うぅ…っ」
あぁまた泣き出して。
何しに来たんでしょう。
女「イゾウさん…ぐすっ、ぐすっ…」
「はぁ。用がないならお引取りを。」
女「イゾウさぁぁん!ぐすっっ」
うるさいなぁ。イゾウさん、起きちゃうじゃないですか。
イ「…何かあったのかい…A…」
「イゾウさん…。まだ休まれていた方が…」
女「イゾウさん!助けて下さい!私この子に殺されそうなんです!」
「って、わ!!<<ゴツンッ>>ったぁ…」
この女。私を突き飛ばしました?
頭ぶつけたじゃないですか。殺されたいのでしょうか?
女「イゾウさん!((ギュッっ!!))」
イ「っ!!てめぇ…なにしやがる」
女「え?」
イ「どけっ!!」
女「きゃぁっ!!」
ドサッ!!と勢いよく投げ倒して私の顔を持ち上げるイゾウさん。
イ「A!大丈夫か?頭ぶつけたんだろ。」
「イゾウさん…えぇ、私は大丈夫ですよ。」
イ「お前さんはまたそんな事を言うんだな。一応マルコの所に行くぞ?ほら。」
「ふふ!お兄ちゃんより心配性になってますよ?」
イ「仕方ないだろう。しばらくお前さんに触れられてないんだ…A、大丈夫なのかい?」
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作者名:たまごやき | 作成日時:2022年6月16日 7時