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盗み聞きダメ、ゼッタイ ページ38

「そうですねぇ。マルコ、私ちょっと長めの休憩してくるから。」

マ「は?それは別にいいけどよい」

「かなり長めだから。それで四人の盗み聞きはチャラね。」

マ「!…分かった分かった。行ってこいよい。」

イゾウのとこに行くつもりだねい。

笑いながら手をヒラヒラさせて行っちまいやがった。

サ「し、死ぬかと思ったぜ…」

エ「まだ適わねぇな。Aには。」

ーー
ーーコンコン 「イゾウさん?入っていいですか?」

私は今、あの女に釘をさしてマルコに許可をもらい、休憩にきました。

でもおかしいですね?人の気配はするのにイゾウさんがでてきません。

「まさか…本当に倒れてませんよね?」

申し訳ないと思いつつも心配になり、そっと扉を開けてみたんですが…

イ「スゥー…スゥー…」

「寝て…いるだけですか。」

よかった。倒れてはないんですね。

「顔色…本当に良くないですね…」

眠る彼の頬をそっとなで、目の下のクマをなぞればいきなりガッ!!と手を掴まれました。

イ「誰だ。」

「イゾウさん。お疲れ様です、Aですよ。」

イ「A…?一番隊の仕事はいいのかい?」

「はい…。もうほとんど終わってますから。」

イ「さすがAだねぇ。お前さんのありがたみを今はヒシヒシと感じてるよ。」

あぁ、この隊を離れてそんなに経ってないのに…

酷く久しぶりにイゾウさんの笑顔を見た気がします…

「イゾウさん…少し休んで下さい。後は私が進めますので。」

イ「ふっ…。大丈夫だA。お前さんは一番隊の仕事に戻っていい。」

「イゾウさん。ダメです。…私がこの部屋にいますから。今は休んで下さい。」

イ「A…」

イゾウさんの顔を包み、目を合わせてお願いすればようやく折れてくれたようです。

イ「そんな顔しなさんな。…分かった、それじゃ俺は少し休む。何かあったら起こしてくれよ。」

「はい。お休みなさい、イゾウさん。」

イ「あぁ。(チュッ)お休み、A」

「〜っ!!もう!/////」

心配性→←口で勝てるとでも?



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作者名:たまごやき | 作成日時:2022年6月16日 7時

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