サメ妹と鯨6 (ページ6)

今日:1 hit、昨日:26 hit、合計:12,104 hit

6 ページ6

「お待たせしました。先に島の中へ行って何か羽織る物を…どうしたんです？」

カチャッと部屋を出て、髪を横流しにしばりパレオを巻いて二人の元へ戻れば固まっています。

「二人とも？」

エ「あー、いや。長袖以外のA初めて見たなーと思ってよ。」

「変態。」

エ「ちげーよ！！あんまそういう事言うなっ！！イゾウが誤解したら俺殴られるだろ！！」

サ「俺は…いいと思うっ！！最っ高にいいと思う！！」

肌白いなーと言うエースと親指立てて喜ぶサッチ。

サッチは何がそんなにいいんでしょうね。

「はぁ、まぁいいですが。さて、島に行って何か羽織る物を買ってきましょう。」

エ「え！？遊ぶんじゃねーの！？」

「羽織を買ってからです。」

エ「いいじゃねーかそんなの！」イ「ダメだ！！」

「あ、イゾウさん。どうされました？何かトラブルでも？」

行こーぜー！とボールを持つエースに険しい顔で怒鳴るイゾウさん。

そのまま私の手を引き、抱きしめてくれました。

「うわぁっ！！」

イ「サッチ、お前さんだろAにこんな格好させてんの」

サ「あー、いやぁー。でもよく似合ってるだろ？」

ゴンッ！！

イ「ったく、ろくな事考えねぇな。A、街へ行って上着を見てこような。俺が一緒に行く。」

エ「おい待てよイゾウ！先に約束してたのは…おぉ、街に行こうぜ。」

ガシッとイゾウさんの肩を掴み反論するエースでしたが。

振り向いたイゾウさんからすごい殺気が溢れていてさすがのエースも黙ってしまったようです。

イ「ったく。行くぞ、A」

「あっはは！ありがとうございます、イゾウさん！ほら、エースも拗ねてないで。三人で街に行きましょう？」

エ「…拗ねてねーし。」

「上着を買ったら遊びましょうね。」

エ「約束だぞA」

本当に(笑)

子供みたいですね。