そつがない ページ2
私達がこっちに帰ってきてから数ヶ月が経ちました。
「…ふむ。あ、すいません。イゾウさんを見かけませんでした？」
船「なんだAー？隊長がいなくて寂しいのか？」
「はぁ。私の持ってる報告書がラブレターにでも見えるんですか？」
あの日。
イゾウさんが俺の女発言をした日から現在まで。
なにかあるとずーっとこんな感じでイジってくるんです。
さすがに疲れました。
船「そんな嫌そうな顔するなって！イゾウ隊長はマルコ隊長の部屋にいるはずだぜ！」
「ではいつ収束するのでしょうね？全く。ありがとうございます。」
怒んなよー！
と言う笑い声が、背を向けた私に聞こえてきます。
「コンコン))マルコ、入っても大丈夫？」
マ「A？((ガチャッ))どうしたよい？」
「あ。イゾウさんいるかな？昨日言われた仕事の報告書ができてるから持ってきてるんだけど」
イ「あぁ、いるぜ。さすがAだ仕事が早い。」
「いえいえ。当たり前の事です。」
マルコの部屋の奥からゆっくりとでてきたイゾウさん。
渡した報告書を見れば満足そうにふっと笑っています。
マ「相変わらず分かりやすくてキレイな報告書だねい。今からでも一番隊こねーかよい？A」
「それはイゾウさんに聞 イ「ダメだ。」だって」
マ「食い気味だな(笑)あ、そうだ。もうそろそろ次の島につく。着陸準備は今回お前達十六番隊に任せてあるからよろしく頼むよい。」
「了解。あとどのくらいで着くの？」
マ「二日くらいか？」
「なるほど。ではイゾウさん、今日はモビーの掃除当番なので午前中に終わらせますね。着陸準備は午後に行います。」
イ「あぁ。」
「役割の配員もこちらで決めて、ある程度進めておきますので。着陸当日は最後の確認をお願いします。」
イ「あぁ。任せたぜ、A」
「はい。では私はこれで。」
さて、少し慌ただしくなりますね。
今の時間は十六番隊は訓練をしていますか…。
あと一時間は訓練ですね。
終わったら今月の当番場所の清掃をしてもらい…
私は掃除しながら着陸準備の配員を決めますか。
マ「…本当に優秀だねい。そつがねーよい。」
イ「おかげで俺はだいぶ楽をさせてもらってるさ。」
マ「羨ましいねい。」
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作者名：たまごやき | 作成日時：2022年6月14日 5時
