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「明日、ですか？」
うーん。悩みますね。
地図渡して終わりじゃダメなんでしょうか？
明日はおば様にもう一日お休みもらって別の島の本屋へ行こうと思っていたのですが…
イ「いや、何か用事があるならかまわない。店の場所を教えてくれりゃぁ俺一人でいくさ。」
でもきっと私が断ったとして、あのマルコさんは行先の島までついて来るんでしょうね。
だったら一緒に行動しているのを見せつけておけば”今日は大丈夫”そう思って貰えるかも…
「いえ、大丈夫ですよ。では明日の朝9:00にトルーネ通りで待ち合わせはいかがでしょう？」
イ「本当かい？有難いねぇ。俺は問題ねぇよ、じゃぁ明日楽しみにしている。」
少し驚いた顔をしてイゾウさんはニヤっと笑いました。
これは何かを企んでいると言うよりは本当に楽しみにしているような笑顔です。(企む笑みはリボーンで散々見てきました。)
今日は少し早く寝なくてはいけませんね。
ーー翌日
「待ち合わせの10分前でしたのに…」
驚きました。
イゾウさんはすでに来ていて私を待っていてくれたんです。
イ「時間貰ってるのは俺だからな。それに女を待たせるわけにはいかないだろ？」
そう言って優しく笑ったかと思えば頭をポンポンとしてきます。
まぁ跳ね馬ほど嫌ではないですが。
「それはそれは。海賊とは思えないほど紳士的なんですね。お待たせしてしまい申し訳ありません。」
イ「はは！何も海賊だからって野蛮なやつばかりというわけじゃねぇさ！それより早く行こう。この後用事があるんじゃないのかい。」
！！
気づいていたんですね。あー。でも
「あー、その事マルコさんは？」
イ「ん、マルコ？何も知らねぇよ？あぁそうか、あいつお前さんをずっと尾行していたからそれが嫌だったのか。」
「まぁ。悪人さながらに怪しまれプライベートを覗かれるのは居心地悪いですね。嫌いです。」
イ「クックッ、お前さんは本当に素直に話すんだねぇ。マルコには俺からも注意しといてやるよ。」
「ありがとうございます。イゾウさんは私を疑わないんですか？船の時はだいぶ怪しんでいたようですが。」
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作者名：たまごやき | 作成日時：2022年5月29日 22時
