一日目(妃) ページ9
私はなにも出来ずに支えようとするが彼は男子の中でも二番目に高く私は学年で一番小さい、当然抱きついているみたいになって結局一緒に倒れてしまった。
とほぼ同時。
私が手を引いたので向き合う形で私が下に支えていたため
手を引かれたときに少量の吐瀉物が私の肩についてドンと床に倒れた。
「ひっ……ごめっ……はっ…うっ…ぇ……おぇっ!!」
「大丈夫!楽になるまで吐いていいよ。」
きっと申し訳ないのと恥ずかしいのでいっぱいだろうが、次々に襲う吐き気に耐えられず喋っている間もえずいて口を押さえる。
そして私からどこうと手をついたとき口まで逆流してたものが蓋をはずされたことによって崩壊し先程よりも少し多い量をもどした。
「げえっ……おぇっ…んっゲホッゲホッ!」
私がしたで向き合う形で倒れたので消化されたベージュをベースにどろどろとした液体が彼の口から私の胸に落ちる。
彼のためを思うと退いた方がいいのだろうが何せ眺めがいいのと動きたくても彼が重なるようにいるから動けないので
避けたくても少し顔にかかるしもちろん臭いだって直に来る。
私を気にしながらもなかなか止まらない吐き気に動けずにいる彼はとてもかわいいがこのままでは私も気持ち悪くなりそうだ。
青白い顔で涙目の彼を取りあえず支えゆっくりと体制を整えると回りを確認し袋を取って彼に渡す。
「ごめっ……はぁっ…ゲホッゲホッ」
「謝るより先に楽になった方が良いよ。ね?」
荒い呼吸のままふるふると首をふって私の汚れた手や服を気にする。
なんか非常に可愛い。
「でもまだ気持ち悪いでしょ?」
そういっても
ふるふると首を横にふれば小さく帰る。
というだけで。
子供みたいだ。
「じゃぁ……さ家まで帰れる?」
トイレという選択肢はあった。
だが彼の頭のなかにはここから逃れたいという気持ちの方が勝っていたようで。
私はトイレよりも道端で我慢できなくなった方がシチュエーション的に萌えるのだ。
うまくひっかかりますように。
すると彼は
返事はせずにこくこくと頷いて立ち上がり鞄を持ち直す。
成功。
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はすみ(プロフ) - ヒクイドリさん» ひぎゃぁぁありがとうございます笑更新遅いんですが完結するまで書き続けるのでもしよろしければ閲覧お願い致します!もしシチュエーションリクエストあれば受け付けますよー( ´∀`) (2015年2月10日 2時) (レス) id: 478537fc37 (このIDを非表示/違反報告)
ヒクイドリ(プロフ) - うぼああああ可愛い! 勇と妃が可愛すぎます! ここまで嘔吐に萌えれたのは久しぶりです! ありがとうございます!! (2015年2月9日 19時) (携帯から) (レス) id: cdb67d71d9 (このIDを非表示/違反報告)
鹿野修那 - はすみさん» 私の作品も暇があれば見てみて下さい! 鹿野修那で検索お願いします!! (2014年8月21日 17時) (レス) id: 7f2c951f0f (このIDを非表示/違反報告)
はすみ(プロフ) - ありがとうございます!そのお言葉とても嬉しく思います。ゆっくりですがちょこちょこみてやってくださいませ。 (2014年8月21日 1時) (レス) id: 16d1b9499a (このIDを非表示/違反報告)
鹿野修那 - 私、こういうの好きです !!更新頑張って下さい (2014年8月19日 22時) (レス) id: 7f2c951f0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はすみ | 作成日時:2014年7月19日 20時