一日目(妃) ページ16
……力任せに引っ張っていたドアはすんなりと開いて同時に匂うあの独特の香り。
「………え？」
――――ビシャッ！！！ﾊﾞﾁｬﾊﾞﾁｬｯ……
そしてバシャバシャと大量に重たい液体が跳ねる音。
目の前の光景は思っていたよりも…そう。
私が想像するよりももっと素晴らしい光景だった。
開けたすぐの私の足元まで広がる吐瀉物に胃の中のものがせりあがってくるたびにビクビクと波打つ背中とつき出す顎。ゴボコボと音をたてて上下する喉。
今だに収まることのない嘔吐。
玄関に座り込んでるのでズボンはおろか、上のシャツまでも吐瀉物で濡れて、玄関においていた靴も全部汚れている。
「いっ……さむ…くん…」
何これ。
なんか…凄くそそる。
エメトフィリアといっても実際に目の前にいる人が嘔吐している姿なんて滅多に見られないし、それも体調不良からくる嘔吐を目の前で…
それもイケメン。
あぁ。本当に私は変態だ。
普通じゃない。
本能で勝手に動いて、苦しそうに自分の指で掻き出している彼の手をつかみ、持ってきた水を彼に飲ませる。
「うっ…えすぎさっ………ゲホッゲホッ！！」
何をしてるんだろうか。
普通の人なら手を差しのべて優しく介抱するんじゃないのか。
それなのに……
彼の目の前にいる私は水を全て飲ませた彼を途中で戻さないように顎を上にあげて、自分の指を彼の口に突っ込み、嘔吐反射を思いっきり刺激する。
あぁ……頭がふわふわとして体が熱くなってくる。
まるで嘔吐のAVをみて自慰行為をしているときのような、気持ちのいい感覚に襲われてる。
さすがに自分でも最悪だと思った。
「うっぇっ…ゲホッゲホッゲホッ……ハァ……上杉さん…」
いつのまにか全てを吐き終え、辛そうに咳をする勇くんが少し落ち着くと顔を下ろしたまま、光のない声で話す。
急に溢れる罪悪感。
「あっ…！あの…ごめ「ごめん。」
―――…え？
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はすみ(プロフ) - ヒクイドリさん» ひぎゃぁぁありがとうございます笑更新遅いんですが完結するまで書き続けるのでもしよろしければ閲覧お願い致します！もしシチュエーションリクエストあれば受け付けますよー( ´∀｀) (2015年2月10日 2時) (
レス) id: 478537fc37 (このIDを非表示/違反報告)
ヒクイドリ(プロフ) - うぼああああ可愛い! 勇と妃が可愛すぎます! ここまで嘔吐に萌えれたのは久しぶりです! ありがとうございます!! (2015年2月9日 19時) (携帯から) (レス) id: cdb67d71d9 (このIDを非表示/違反報告)
鹿野修那 - はすみさん» 私の作品も暇があれば見てみて下さい！ 鹿野修那で検索お願いします!! (2014年8月21日 17時) (レス) id: 7f2c951f0f (このIDを非表示/違反報告)
はすみ(プロフ) - ありがとうございます！そのお言葉とても嬉しく思います。ゆっくりですがちょこちょこみてやってくださいませ。 (2014年8月21日 1時) (レス) id: 16d1b9499a (このIDを非表示/違反報告)
鹿野修那 - 私、こういうの好きです !!更新頑張って下さい (2014年8月19日 22時) (レス) id: 7f2c951f0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はすみ | 作成日時：2014年7月19日 20時
