美しく舞う桜 (ページ9)

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横一列ページ9

物吉貞宗が逃げ惑いながらやってくる

物吉「誰か！助けてください！」

蜻蛉切がやってきて

蜻蛉切「どうしたのだ？物吉貞宗」

物吉「蜻蛉切様！たすけてください！」

蜻蛉切「？」

千子村正がやってくる

村正「お待ちなさい。逃がしませんよ」

蜻蛉切の背後に隠れる物吉貞宗

村正「隠れていないで、さっさと脱ぐのデス」

蜻蛉切「おいおい」

物吉「どうしてボクが脱がなくてはいけないんですか？」

村正「手合わせで負けた方が脱ぐ。当然じゃないデスか」

物吉「ボクが勝ったじゃないですか」

村正「勝ったら勝ったで喜びをあらわす為に脱ぐ。そういう決まりなのデス」

物吉「どういう意味ですか！」

そのような会話をしている中、にっかり青江がやってきた

にっかり「僕のいないところで脱ぐだの脱がないだの…聞き捨てならないね」

物吉「にっかり様まで…」

村正「待っていましたよ。共に脱ぎまショウ」

にっかり「戦うしかないよ、僕を脱がせたいなら」

村正「丁度良い機会デス。ここはみんなで脱ぎまショウ！」

蜻蛉切「何が丁度良いのだ」

物吉「…ひょっとすると…脱ぐと、何か良いことがあるのでしょうか。」

蜻蛉切「影響されるな、物吉」

大倶利伽羅と桜姫がやってくる

桜姫「皆さん、こちらにいらっしゃったのですね」

状況を見て、すぐに帰ろうとする大俱利伽羅

千子村正が大俱利伽羅を無理やり連れてきて

村正「おっと。そうつれなくされると構いたくなるものデス。せっかく徳川四天王が揃ったのですから無意味に並んでみまショウ」

伽羅「…俺は…脱がない」

桜姫「私はどうしましょう？」

村正「桜姫さんも並んでください」

桜姫「ええ。喜んで」