美しく舞う桜 (ページ20)

今日:10 hit、昨日:6 hit、合計:958 hit

馬当番ページ20

桜姫と石切丸で馬当番をしていたときのこと…

石切丸「桜姫さん」

桜姫「どうかしましたか？」

石切丸「今回の戦で、また無理をさせてしまってすまない」

桜姫「！？石切丸様…」

～検非違使との戦闘時～

桜姫「ここで死んでも…悔いはない！」

大俱利伽羅「行くぞ！」

光に包まれる

「「はあ…はあ…」」

皆が生き絶え絶えな中・・・

桜姫「(…目の前が真っ暗に…)」

「「！？」」

刀剣男士達が振り返ると、地面に倒れた桜姫の姿があった。

物吉「桜姫様！」

物吉貞宗と石切丸が桜姫に駆け寄る

石切丸「意識を失っているみたいだ」

蜻蛉切「早く本丸へ」

にっかり「桜姫さんのこれは手入れで治るものなのかな？」

村正「どうなんでショウ？」

伽羅「早く戻るぞ」

大倶利伽羅は桜姫のことを抱きかかえると、一言だけ言った。

石切丸「大倶利伽羅さんの言うとおりだね。早く帰ろう。」

本丸に戻ってきた桜姫はその後３日間眠り続けたのであった。

～

桜姫「石切丸様のせいではありませんよ。私にこのような能力があるから‥‥」

桜姫は俯きながら話す

石切丸はそんな桜姫の頭を撫でて

石切丸「でも、桜姫さんの能力があって救われた人たちもいる。」

桜姫「！？」

石切丸「今剣さんもそのうちの一人だよ。」

桜姫「そうなんでしょうか…」

石切丸「それに・・・」

桜姫「？」

石切丸「桜姫さんは…笑っている方が素敵だよ」

桜姫「！？ふふっ…ありがとうございます。」

石切丸「ああ」

石切丸は、もう一度桜姫の頭を撫でた。