美しく舞う桜 (ページ8)

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敵の狙いページ8

堀川「・・・」

蜂須賀「薬？まさか、沖田総司に…」

堀川「わかりません。でも、そうとしか・・・」

何事もなかったかのように鍛錬を再開する加州清光

堀川「清光さん」

加州清光は鍛錬を続けている

蜂須賀「清光！今は鍛錬をしている場合では…」

清光「だ～いじょ～ぶだって」

堀川「え？」

清光「心配ないよ…安定がそんなことするはずがない。それに桜さんも大丈夫で言ってるから。」

堀川「…でも」

清光「…俺は信じるよ」

堀川「…」

蜂須賀「…」

加州清光は手を止め

清光「…でもさ」

蜂須賀「？」

清光「…万が一…万が一だよ…もし、アイツが…間違っちゃって…その間違いを改めないまま突っ走っちゃったらさ…」

加州清光は力ない笑顔を浮かべ

清光「…その時は…俺に斬らせてくれ」

蜂須賀虎徹・堀川国広「「！」」

加州清光はぺこりと頭を下げ

清光「…頼む」

蜂須賀「…清光」

長曾祢虎徹と和泉守兼定が駆け込んでくる

蜂須賀「どうした？」

和泉守「安定と桜さんから連絡があった…時間遡行軍と思われる動きがあったそうだ」

蜂須賀「それで？敵の狙いは？」

長曾祢「元治元年六月五日…池田屋だ」