大和守安定が… ページ7
蜂須賀虎徹と加州清光が話しているところへ堀川国広がやってくる
堀川「…」
蜂須賀「…どうした？堀川国広」
堀川「…安定さんが」
清光「？」
加州清光は手を止める
堀川「…歴史を変えようとしているかもしれません」
蜂須賀「どういうことだ？」
堀川「…報告を受け取りに向かったんですけど…」
大和守安定が現れる
安定「…」
薬を見つめている
堀川「…安定さん」
安定「！」
慌てて薬を懐にしまう大和守安定
堀川「何を隠したんですか？」
安定「…別に…何も…」
堀川「…」
安定「…」
無言で見つめあう大和守安定と堀川国広
安定「…任務に、戻るよ」
行きかける大和守安定
堀川「…薬」
大和守安定の足が止まる
堀川国広「…やっぱり」
大和守安定「…」
堀川「安定さん！それは駄目です…それだけは絶対…」
安定「…」
堀川「…それをやってしまっては…歴史が変わってしまう…それだけは…」
安定「…堀川」
堀川「…？」
大和守安定は悲し気な笑みをたたえて、
安定「…僕が…そんなことするわけじゃないか…そんなことしたら…僕は歴史修正主義者と何も変わらない…」
堀川「…」
安定「…信じてよ」
大和守安定が走り去っていく
堀川「安定さん！」
堀川国広の声は届かない
その様子を見ていた桜姫は堀川国広に話しかける
桜姫「堀川様」
堀川「桜さん。安定さんが…」
桜姫「大丈夫ですよ。大和守様はそのようなことは致しません。」
堀川「・・ですが」
桜姫「このことを蜂須賀様たちにお伝えください。」
堀川「・・・わかりました」
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作者名：ヴォルペ | 作成日時：2023年3月21日 18時
