美しく舞う桜 (ページ42)

今日:30 hit、昨日:14 hit、合計:2,285 hit

育て方を間違えた？ページ42

元康がいなくなると同時に千子村正が現れる

村正「とても、海道一の弓取りと言われた人とは思えませんねえ。
育て方を間違えたんじゃありませんか？」

物吉「いいえ、家康公はもともとあのようなお方でした。桜姫様もそうおっしゃられると思いますよ。」

村正「狸親父の片鱗、既にありというところデスか…それにしても」

千子村正はからかうように

村正「堂々とした演技ではないデスか、本田平八郎忠勝殿」

蜻蛉切「お前にあだ名で呼ばれる筋合いはない！」

村正「よっ！平八郎！」

蜻蛉切「からかうな村正！任務だから耐えているものの…申し訳ない気持ちでいっぱいなのだ」

そこに大俱利伽羅と桜姫がやってくる

伽羅「いくさなのか？」

にっかり「うん。出番だよ。大俱利伽羅」

伽羅「敵は？」

桜姫「敵は…織田信長様です」

伽羅「相手にとって不足はない」

石切丸「物吉君、桜さん。作戦を」

物吉「はい。ボクたちに与えられた歴史上の使命は織田家の猛将、佐久間盛重様の守る丸根砦を落とすことです。」

桜姫「最前線での戦いになりますから、皆様十分にお気をつけください」

村正「我々は足軽に紛れて参戦しまショウ、大俱利伽羅」

伽羅「慣れ合うつもりはない」

桜姫「加羅、まってちょうだい」

大俱利伽羅と桜姫が去っていくのと同時に千子村正も去っていった。

石切丸「よし・・・行こうか」

石切丸の言葉に頷き駆け出す刀剣男士たち