美しく舞う桜 (ページ39)

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妖刀の由縁ページ39

千子村正「…あのように徳川家の重臣に成り代わって歴史を軌道修正しているというわけデスか。」

蜻蛉切「ああ、そういうことだ」

千子村正はからかうように

千子村正「アナタも本田忠勝を演じることになるわけデスね？」

蜻蛉切「…それは…自分にあの方を演じることなどできるわけが…器が違いすぎる」

千子村正「huhuhuhuhu・・・」

蜻蛉切は少しムッとして

蜻蛉切「お前も時が来たらどなたかの代わりになってもらうことになるのだぞ」

千子村正「ワタシ何かが徳川家の家臣になってよいものかどうか…殺してしまうかもしれませんよ」

蜻蛉切「村正！」

千子村正「huhuhuhuhu。冗談デスよ」

千子村正がいなくなる

蜻蛉切「…まったく」

大俱利伽羅「…」

蜻蛉切「…村正はな…徳川家に仇なす妖刀と言われているのだ。」

大俱利伽羅「…徳川に…仇なす妖刀」

蜻蛉切「…あやつは…家康公の祖父…それから父君を斬った…そういわれている」

大俱利伽羅「…」