懐かしき子守唄 ページ30
ー本丸ー
桜姫side
庭の景色を見に行こうとした時、誰かが子守唄を歌っているのが聞こえた。
桜姫「物吉様」
物吉「桜姫様！」
桜姫「この歌は…徳川の」
物吉「はい！一緒に歌いませんか？」
桜姫「喜んで」
２人で子守唄を口ずさんでいると、そこに、蜻蛉切様がだれかを連れてやってくる
物吉・桜姫「「蜻蛉切様」」
蜻蛉切「おお、物吉貞宗、桜姫様。紹介しよう彼らは…」
村正「千子村正と申しマス」
物吉「・・・あなたが」
桜姫「千子村正様」
村正様・・・妖刀と言われているお方
村正「huhuhu。光栄ですよ・・・徳川の守り刀であるアナタと、姫君に愛された刀であるアナタにこんなところでお目にかかれるなんてね。」
蜻蛉切「おい、村正」
村正「huhuhuhu」
笑いながら千子村正は去っていく
物吉・桜姫「「・・・」」
蜻蛉切「…気を悪くするな。決して悪い奴ではないのだ…だが…」
物吉「…ええ、分かっています」
桜姫「村正様は」
私が村正様について話そうとしたとき、召集のほら貝が鳴った
物吉「…招集？」
蜻蛉切「…行こう」
桜姫「ええ(胸のあたりがざわつく。何かが起こるというの…？)」
審神者の部屋
石切丸が座っている
石切丸「…難しい任務になるだろうね」
審神者「・・・ええ」
石切丸が瞑目する
審神者「石切丸」
石切丸「‥・主、やるよ…私にやらせてもらいたい」
審神者「…ありがとう…石切丸」
石切丸「・・・」
審神者「…分かっているとは思いますが」
石切丸「・・ああ、奴らが現れる可能性は極めて高い。…そうだね？」
審神者「…ええ、くれぐれも気を付けてください。」
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作者名：ヴォルペ | 作成日時：2023年3月21日 18時
