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俺を長曽祢虎徹と呼んでくれるから ページ18
慶応四年四月 下総流山
長曽祢虎徹が天狼星を眺めている
そこに蜂須賀虎徹がやってくる
蜂須賀虎徹「…天狼星」
長曾祢虎徹「…よく知っているな」
蜂須賀虎徹「…太陽の次に、強く輝く星」
長曾祢虎徹「ああ、かつての主がよく眺めていてな」
二人の間に少々の沈黙…
蜂須賀虎徹「…聞きたいことがある」
長曾祢虎徹「なんだ？」
蜂須賀虎徹「…あなたは…自分が虎徹ではないことを知っている。」
長曾祢虎徹「…ああ」
蜂須賀虎徹「それなのに何故自分のことを語ろうとしない」
長曾祢虎徹「…」
蜂須賀虎徹「…俺にはあなたがわからない…あなたの本心は何処にある」
長曾祢虎徹「…俺の本心など…どうでもいいことだ」
蜂須賀虎徹「…」
長曾祢虎徹「…一つだけ答えられることがある」
蜂須賀虎徹「…？」
長曾祢虎徹「…俺が虎徹を名乗り続けるのはな…」
蜂須賀虎徹「…」
長曾祢虎徹「…俺をそう呼んでくれた人がいたからだ」
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設定タグ：ミュージカル刀剣乱舞 , 創作刀剣女士
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作者名：ヴォルペ | 作成日時：2023年3月21日 18時
