美しく舞う桜 (ページ13)

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傷を負う長曾祢虎徹ページ13

蜂須賀虎徹と長曾祢虎徹が現れる

長曾祢「…」

蜂須賀「…」

表情を歪める蜂須賀虎徹

敵の大群に囲まれる。

長曾祢「蜂須賀、敵の数が多い。ここは一度撤退して皆と合流しよう。」

蜂須賀虎徹は連携を拒否するように背中を向ける。

長曾祢「・・・」

蜂須賀虎徹は戦闘を始める

長曽祢虎徹も仕方なしに戦闘に加わる。

敵を駆逐する。

少し息が上がっている蜂須賀虎徹

他の刀剣男士たちが駆け付ける。

堀川「凄い…これだけの敵をたった二人で…」

蜂須賀虎徹は独り言ちるように

蜂須賀「…俺だって…これくらい戦えるんだ…」

長曾祢「…」

その時、敵が一体起き上がり、蜂須賀虎徹を襲う。

桜姫が初めに気づき、声を出す。

桜姫「蜂須賀様！」

堀川「危ない！」

長曾祢虎徹「蜂須賀！」

蜂須賀「！」

身を挺して蜂須賀虎徹を守る長曾祢虎徹

長曾祢「ぐ！」

堀川・桜姫「「長曾祢さん！/長曾祢様！」」

長曾祢「でぇりゃ！」

傷を負いながらも敵を斬り倒す長曽祢虎徹

堀川「大丈夫ですか？」

堀川国広と加州清光が駆け寄って長曽祢虎徹を支える。

桜姫は持っていた手拭いで応急手当をした。

長曾祢「…大丈夫だ…こんなもの、怪我のうちに入らん。桜姫、感謝する。」

桜姫「いえ。」

大和守安定は遠くを見て

安定「近藤さんたちが…」

刀剣男士が走り去る

そこに沖田を抱えた近藤がやってくる

近藤「だから言っただろ、無理をするなと」

土方が遅れてやってくる

土方「近藤さん！総司！無事か？」

沖田「…はは、土方さん、石田散薬は持ってませんか？」

土方「あ？持ってねえよ、そんなもん」

沖田「…はは、相変わらず使えないなぁ土方さんは…」

土方「そんだけ減らず口叩けるなら大丈夫だな。」

大勢の不逞浪士が三人を囲む。

近藤「…何人たりとも…コイツらに手を出す奴は許さん！」

土方「…やれやれ…面倒見のいい兄貴だ」

沖田は立ち上がり

沖田「…元気な局長さんですねぇ」

近藤は微笑み、

近藤「行くぞ、トシ、総司。」

「おう！」と応え戦闘

三人は何処か楽しそうに戦った。