美しく舞う桜 (ページ10)

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阿津賀志山に到着しましたページ10

桜姫side

時間の歪みから出てきた私達。出陣先についたようですね…

今剣「・・・ここは、・・・あつかし山ですか。」

岩融「…そのようだ。我ら因縁の地！」

今剣「・・・ぼくのまえのしゅじんをころしたひとたちが、しんでしまいました。」

岩融「左様。いいざまよ」

今剣「・・ここからなら、まえのしゅじんをたすけられるかも」

岩融「それはならぬ。」

今剣「れきしをかえてはなぜいけないの？」

岩融「悲しいことはあっても、その次に我らがいるからだ。」

今剣「むずかしいよ」

岩融「そうだな」

今剣には少々難しい問いでしょうか。

小狐丸「史実では源頼朝の軍勢が藤原泰衡の軍勢を滅ぼしたはずなのですが…」

三日月「ああ」

「おかしいですね。主様は、敵の狙いは源義経様であるとおしゃっていました・・・この時代では義経様は既に藤原泰衡様に滅ぼされています」

三日月「そうだな」

！？

敵の気配が・・・

石切丸「・・そこらじゅうからよくない気配が漂っている…来るよ」

身構えていると、そこに時間遡行軍が現れた

清光「・・・時間遡行軍」

各々が抜刀する

清光「方陣を組んで！岩融を囲みながら退路を確保…」

加州様の指示より先に岩融様が陣形を無視して前へ出た

清光「って聞いてないじゃん」

岩融「がははは！狩られたいのはどいつからかな！」

岩融様が圧倒的な強さで敵を駆逐していく

岩融「どうだ」

「お見事です、岩融様」

石切丸「これは強い」

三日月「ふふ。頼もしいな」

清光「作戦変更！鶴翼に開いて敵を迎え討て！」

小狐丸「…さてと、では踊りますか」

戦いが始まり敵を駆逐していった。