美しく舞う桜 (ページ31)

今日:2 hit、昨日:14 hit、合計:4,334 hit

とある本丸２ページ31

長曾祢虎徹は蜂須賀虎徹に気づく

長曾祢「おっと、お前が相手か」

蜂須賀「・・・」

長曾祢「何処からでも来い。」

蜂須賀「！」

２振りの手合わせが始まる。

蜂須賀虎徹が華麗な攻撃を仕掛ける。

長曾祢虎徹は気合の声を上げながら力強い攻撃

互いに全く違っているようで不思議と似通った攻撃を繰り出す。

一度離れて構える蜂須賀虎徹

蜂須賀「・・・来い」

長曾祢「・・・いや、これくらいにしておこう」

刀を納める長曽祢虎徹

蜂須賀「！」

長曾祢虎徹に対し、怒りの表情を浮かべる蜂須賀虎徹

長曾祢「さすがの腕前だな」

蜂須賀虎徹は苛立ちながら刀を納め、

蜂須賀「…不愉快だ」

去っていく蜂須賀虎徹

長曾祢「・・・」

長曾祢虎徹が黙っているところに和泉守兼定が現れる。

和泉守「…そんなんじゃ稽古にならねえんじゃねえか？」

長曾祢「…まあな」

和泉守「…んじゃまあ長曽祢さん、オレにも稽古つけてもらえるか？」

長曾祢「…和泉守」

和泉守「あん？」

長曾祢「お前は今日、畑当番ではなかったか？」

和泉守兼定「んなもんちゃっちゃと終わらせちまったよ。
そもそも刀が畑当番なんておかしいだろ？
刀剣は腕を磨いてなんぼだ。てなわけで一勝負、よろしく頼むぜ。」

長曾祢「先約があるんでな、その後でも良いか？」

和泉守「おう！それでいいぜ。」

長曾祢「ふふ、楽しみだな」

長曾祢虎徹がいなくなり、和泉守兼定は難しい表情を浮かべた。

そこに、桜姫の声が聞こえてきた

桜姫「和泉守様ー」

和泉守「？」