美しく舞う桜 (ページ27)

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いつ休んでいる？ページ27

ある日のこと、本丸の縁側に加州清光以外の新撰組の刀たちが集まっていた。

大和守安定「そういえばさ・・・」

和泉守兼定・堀川国広・長曾祢虎徹「「「あん？/どうしたんですか？/どうした？」」」

安定「桜さんって、休めてるのかな？」

和泉守「言われてみりゃあ・・」

堀川「僕達が困っているとすぐ助けてくれますよね・・・」

長曽祢「いつ寝ているんだろうな…」

そういう話をしているときに、加州清光がやってきた。

清光「何？何の話？」

安定「桜さんはいつ休んでるのかなって話だよ」

清光「確かにね。この前の任務でも、俺、助けてもらったし…。あ！」

安定「そんな大声出してどうしたのさ」

清光「朝餉とか準備してもらってるよね。内番だって、主の代わりに発表してるしさ。出陣の記録もまとめてくれてるし。本当にいつ休んでんだろ。」

和泉守・堀川・長曾祢「「「あ」」」

堀川「僕、朝餉の準備を手伝おうとしたんだけど…」

清光「だけど？」

堀川「兼さんのお世話があるからそっちを優先してって言われちゃった。」

安定「僕…桜さんが生け花してたのに、途中で話しかけて、内番手伝ってもらっちゃった…」

和泉守「お、俺は特にねえがな」

堀川「兼さんだって、内番の畑仕事手伝ってもらってたでしょ。」

長曾祢「まあ、俺たちは桜姫に何かしら世話になってるってことだな。」

安定「そうだ！僕達で桜さんのお手伝いをしようよ。」

清光「珍しくいいこというじゃん」

堀川「いつも桜さんにお世話になりっぱなしだから、僕も賛成します！兼さんは？」

和泉守「国広がやるってんなら…俺もだ！」

長曽祢「そうと決まれば、何をやるか分担するか」

清光「そうだね」

こうして、桜姫の知らないうちに、”桜姫を助けよう隊”が始まったのだった。