美しく舞う桜 (ページ26)

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後日談ページ26

桜姫side

任務から数日が立ち、自室で生け花をしているとき、今剣が現れた。

「今剣？」

今剣「さくら・・さま」

何か話したいことがあるのかと思い、生け花をしている手を止め、今剣の方を向く。

今剣「ごめんなさい！さくらさまにふたんをかけてしまいました・・・・」

「今剣・・・こちらへ」

私はそういって自分の膝の上に今剣を座らせた。

「共鳴はどうして起こるか知っていますか？」

今剣「・・・わかりません」

「ある人に伝えたい強い思いがあるときに、私の心にその人が語り掛けてくるのです。”伝えてくれ”…と」

今剣「・・・」

「私は…この思いを伝えることこそが、私の役割だと思っています。…人の身を持った…私の」

これが…私が・・・ここにいる意味

今剣「さくらさま・・」

「何でしょう？」

今剣「・・・ぼく・・・いっしょに・・・おはないけたいです！」

「あら、じゃあ・・・この花を生けてもらえますか？」

今剣「はい！」

本丸広間

桜姫「主様」

審神者「何でしょう？」

桜姫「此度の任務・・・私は、必要だったでしょうか？」

審神者「あなたは必要以上に役割を果たしてくれましたよ」

桜姫「・・・そうでしょうか」

審神者「はい・・・共鳴をしたそうですが、体の方は大丈夫ですか？」

桜姫「はい、大丈夫です」

審神者「それはよかった。」

桜姫「次に任務は…彼らの試練…ですね」

審神者「・・・・そうですね。桜姫、また、よろしくお願いします。」

桜姫「はい。承知いたしました」