美しく舞う桜 (ページ3)

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新たな任務ページ3

桜姫が顕現してから、月日がたった。

出陣や、遠征をし、桜姫は顕現したころより強くなった。

そして、人の身としての生活も慣れ、落ち着いてきたころのこと…

桜姫は主から呼び出された。

桜姫「お呼びですか？主様」

審神者「桜姫、貴方には出陣していただきます。」

桜姫「出陣…ですか‥」

審神者「ええ。あなたの力が必要です。」

桜姫「今剣と岩融様のための任務…ということですか」

審神者「その通りです。」

桜姫「わかりました。どのような編成になるのか楽しみにしていますね。」

審神者「今聞かないのですか？」

桜姫「それでは、驚きがなくなってしまうではありませんか。」

審神者「珍しいですね。」

桜姫「私もあの方と同じく驚きを求めてみようかと思いまして」

審神者「そうでしたか…」

審神者は驚いた。今まで、桜姫が驚きを求めている様子は見られなかったからだ。

だが、三日月宗近や石切丸、小狐丸の前では、子どものような笑顔になっていたことを審神者は思い出した。それに加えて、夫婦刀の鶴丸国永の影響だろうと審神者は考えた。

桜姫「それでは、失礼いたします」

審神者「ええ。」

桜姫は、主の執務室を後にした。

桜姫「(まあ、ある程度はわかっていますが…ね)」

桜姫は出陣が楽しみだなと思いながら、三日月宗近と小狐丸のもとへ向かったのだった。