スカビオサと光の花 (ページ1)

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1話過去Ⅰ ページ1

ｲﾔｧ''ｧ''ｧ''ｧ''ｧ''ｧ''ｧ''ｧ''＿

ｻﾞｧｧｧｧｧ＿

嫌なほど耳につく雨音、沢山の人の足音、ヒーローや警察の話し声、そして誰かの叫び声。

手に着いた真っ赤な血、彼女を_したヴィラン、どんどん赤に染っていく道、そして彼女のﾀﾋ体。

＿そして横たわっているのは僕の大好きな幼馴染＿

運悪くヴィランに人質に取られ_された彼女。

ヒーローは棒立ちで動く素振りすら見せなかった。

つまり、彼女を見捨たのだ。

僕は我慢出来ず、ヴィランから助けたがもう既に手遅れだった。

何でﾀﾋぬのは君なの?僕だったら良かったのに…ｯこんなこと言ってたら怒られちゃうか…どうすればいいかな…

そういえば昔、僕の笑顔を褒めてくれたね。
＿私、Aの笑顔、可愛くて大好きよ!＿
って僕には眩しいくらいの笑顔で。
なら、これからもあなたが褒めてくれたこの笑顔を崩さずにいよう…

この時、星夏を殺_したヴィランとはまた別のヴィランがいることに気がついていた。顔に沢山の管らしき物をつけたヴィランが。しかし、その時はそんな事は気にする余裕すらなかった為其の儘何もすることは無かった。