大好きな彼女に別れを告げられたけど理由を教えてくれないので及川さんは今日もあの手この手で彼女を引き止めようと努力しているようです。【HQ】

別れないから ７ ページ7

『勝手にすれば…』


Aがそう言ったので俺は勝手にすることにした


及川「じゃあ帰ろっか」

『私とは距離空けといてね』

及川「えっ！」


それってはたから見たら俺がストーカーしてるようにしか見えないような気がするんだけど…


まぁAのこと送れるならなんでもいいか





歩いて歩いて

着々とAの家に近づいている





そうだ。あのこと聞かないと




及川「ねぇ、Aはなんで俺と別れよって言ったの」

『……』

及川「俺何かした？」





Aは足を止めることなく先を歩いていく

駆けよって前に立ちはだかった





及川「Aは俺のこと嫌いになっちゃったの？」


質問し出したら限りがない

けど、理由も無しで別れるとか俺出来ないもん


『…そういう』

及川「え？」









『そういう無神経なところが腹立つの！』

及川「お、俺のどこが無神経なの！？」

『そういうところ！！』




そういうところってどういうところなのさ！




イライラが募ってきた









及川「ふんっ！もういい、話になんない！俺帰る！」

『帰れ帰れ』

及川「うぐっ…」



扱いが…


…まぁいい





帰るし！









及川「アッカンベーっだ！」









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