大好きな彼女に別れを告げられたけど理由を教えてくれないので及川さんは今日もあの手この手で彼女を引き止めようと努力しているようです。【HQ】

別れないから ４２ ページ42

【Aさんside】


午前中は自分の部屋でぼーっとしていた
ふと時計を見るともう12:30
学校はもう昼休みに入ってる

お腹は空いてない
朝ごはん食べてないのにおかしいな



((〜♪



机の上に置いてある携帯が震えた
この着信音は電話だ









『もしもし』


〈あ、もしもしA！？〉


この声は友だちの声だ
どうしたんだろう、何か焦ってる？


〈あのね、私今日日直で学校早めに来たんだけど、職員室向かうときに聞いちゃったの〉

『…聞いた？』



その直後、私は友だちからある事を聞かされる









・









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・









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・









・









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・









〈及川くん後輩の子に告白されてて、返事考えさせてって言ってた〉




…え？




〈明日までに返事するからって〉

『…』

〈Aいいの！？及川くん取られちゃうんだよ！？〉





徹が、取られる…？





〈アンタ以外の子と付き合っちゃうんだよ！？〉





私以外…





〈A聞いてる！？A ──── 〉









私はそこで一方的に電話を切った




徹が…どこかに行っちゃう
私以外の子のところに行っちゃう…









『ｯ…や…だ』









いやだ









『…行かないで…ｯ』





行かないで、徹 ──── 。









［どんなに見栄を張って好きじゃないって言おうが、どんなに距離を置いても結局のところたどり着くのは誰？］





それは…









“ Aっ！ ”









…彼だけ

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