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そして翌日
『ふぁ〜ぁ…おはようけーじー…』
眠い目を擦りながらベッドから体を起こして京治のいるダイニングまで向かった。
京治は机の上に卵やらベーコンやらを出して何かを考えている。
「おはようA」
『どうしたの？』
「朝ごはん作ろうと思って冷蔵庫にある食材片っ端から出したんだけど、これはなに？」
京治は賞味期限・消費期限の日付の書かれたシールの部分を私に見せた。
まだ眠くてピント合わないんだけど。
「全部期限切れてるじゃん。それにどれも1,2個とか少ししか使ってない」
あ、これは何かやばそうな雰囲気。
ていうか期限切れてるなんて知らなかった。
「ちゃんと自炊してる？またカップラーメンばっかりとか言わないよね？」
京治は何でもお見通し。
なんで分かるんだろう。
確かに前まではカップラーメンばっかりだったけど今はそれ以外も食べてるし。
「昨日の朝ごはんは？」
『起きるのが遅かったから食べてない…』
「お昼は」
『コンビニのおにぎり…』
「……晩御飯は」
『バイト帰りにラーメン食べて帰った…』
これが一人暮らしをする女子大生のすることか、と言いながら自分でも思ってしまった。
「何のためにこの卵とかベーコンとか買ったわけ」
『それは…』
買った当初は私も自炊しようと思った。
京治がちゃんと自炊しなさいって昔怒ったから、だからちゃんと自分でご飯作ってめちゃめちゃ上手くなって、それで京治に食べさせてあげようって思ってた。
『…頑張って料理の仕方覚えて京治に食べさせようって思ってたの』
私がそう言うと京治は一瞬驚いた顔をして
その後 はぁ とため息をついた。
「継続は力なり ってことわざ知らない？」
『知ってるし』
私もそこまでバカではない。
確かに国語の成績は壊滅的だったけどそれぐらい分かる。
「1回や2回ですぐできるわけない。というかまずちゃんとレシピ見てやってる？」
『やってるもん』
分かりにくいレシピが悪いのさ！
そういうことにしておこう。
「エプロン余ってる？」
『え？あー…確かタンスにあった気が』
「貸して。朝ごはん一緒に作ろ」
『え、京治一緒に作ってくれるの？』
というか朝ごはん作るなんて久しぶり。
「一緒に作るっていうか教える。俺にいつか食べさせてくれるんでしょ？」
練習だよ って京治は言った。
レッツクッキングwithけーじ。
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Mi-ni(プロフ) - これはやばいですね(*´ω`*)いいお話ありがとうございました！ (2018年5月7日 20時) (
レス) id: 1fdfcd91e4 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - やっぱり赤葦君格好いい！ (2018年5月7日 10時) (レス) id: fe40a48a8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：肉じゃが
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/Jyagamafu_Y
作成日時：2018年5月7日 0時
