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〉Aside
石川「 藍にいいこと教えてもらったの？ 」
『 うん！藍くんってすごいね 』
石川「 あいつまじすごいよな 」
お手洗いに行った藍くんがいない、体育館に彼と2人きりになった途端に心臓が激しく高鳴り出す。
石川「 俺は何も言わないよ。明後日の試合楽しみにしてる 」
『 祐希も、ありがとう。本当に 』
石川「 全然返事返ってこないからなんかしてるんだろうなとは思ってたけど、まさかの藍だった 」
『 え！？連絡くれてたの？ごめん、気づかなかった 』
石川祐希お疲れ様。ゆっくり休んで
慌てて携帯を開いて確認した私は、その文面とは真逆のことをしてしまっていたことに気まずくなった。
そんな私を彼は笑って、「 そんな気はしてたけど 」と私の頭に手を乗せた。
石川「 周りの評価なんて気にしない方がいい。
AがAらしくプレーすれば間違いない 」
『 祐希が言うと説得力が違うね。笑 』
石川「 あいつ(藍)とは経験値が違うから？笑 」
『 ありがとう。祐希と藍くん様々だっ。笑 』
「 A、あのさ 」と呟いた彼に視線をあげれば、耳まで真っ赤な彼は口を手のひらで押さえて、
石川「 好きだよ 」
ごもごもした小さな声だったけど、その言葉はノイズのないはっきりとした音として耳に届いた。
『 なんで急に？笑 』
石川「 いや、だって、確認しとかないと…
俺、自信なくしちゃいそうだから 」
『 別人みたい。笑 』
石川「 てか、俺ばっかり。Aはどうなの 」
『 私も好、っ…！！ 』
そう言いかけた瞬間、体育館に戻ってきた藍くんの姿に気づいて咄嗟に口を結ぶ。
彼はそれがおもしろくなかったようで、ムスッとした表情を浮かべたあと、いきなり藍くんにボールを投げつけた。
高橋「 ビビったぁ…！なんすか急に！え！？ 」
石川「 藍、俺にも教えてよ。スパイクのコツ 」
高橋「 いやいやいや、なんで！？笑 」
じゃれ合い出した大男の絡みはきっと長くなりそうだから、「 じゃあお先に！ 」と声をかけて宿舎に戻ることにした。
高橋「 お疲れ様でしたー！ 」
石川「 ゆっくり休めよー 」
2人に別れを告げて宿舎に戻る途中、西田くんと紗理那の姿を見つけて少しだけ羨ましく思ったのは、私だけの秘密。
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LIL. - ゆりさん» コメントありがとうございます。まとまりのないお話ですが、楽しんでいただけるよう頑張ります！ (10月23日 11時) (
レス) id: 34a88b14c2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - めちゃめちゃ続きが気になります！これから更新楽しみにしてます！ (10月10日 12時) (レス) id: 203fcc8e94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LIL. | 作成日時：2023年10月10日 0時
