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〉Aside
「 きゃーーーーーっ！！！ 」
地響きに近い歓声に包まれ、スパイクを決めた紗理那が私の頭をワシャワシャと撫でる。
私も嬉しさのあまり、飛び跳ねながら彼女へと抱きついた。
「 エース古賀紗理那！！佐藤の見事なトスを決めたー！！ 」
そしてさらに勢いに乗った私達は、次から次へと自分達の自分たちらしいプレーを続けることができた。
『 真佑ナイスーッ 』
背の高い真佑が少しだけ頭をさげてくれて、私は満足げに彼女の頭に手を乗せた。
「 日本、強すぎる！！史上最強の先鋭達だ！！ 」
狩野「 この調子で進んでいってほしいですね！ 」
:
石川side
西田「 Aさんノッてるねぇ！笑 」
『 …えぐ。笑 』
まるで影武者がいるような幻覚に陥るほど、1人で何人分の役割を果たしてるのか、到底俺には理解ができない。
そして、古賀さんとAのあのコンビネーションを見せつけられたらもう、俺は完全にお手上げだった。
高橋「 え、やばくね？笑 」
『 藍、俺らも負けてらんねーな…笑 』
高橋「 燃えるっすね。笑 」
客席で観戦してた俺は、彼女の姿に居ても立っても居られなくなって、そっと席を立った。
西田「 祐希さんどこ行くん？ 」
『 んー、イメトレ？笑 』
西田「 え、最後まで観ないん！？ 」
『 どうせ勝つっしょ 』
高橋「 Aさん絶好調なのに観ないなんて！ 」
『 …負けてらんねぇから。笑 』
Aは、俺の大好きな人。
だけどそれ以前に、負けたくない人。
常に、俺はAの前に立ち続けていたい。
Aがずっと俺だけを見てくれるように、Aにとって俺が1番負けたくない相手だと思ってもらえるように。
「 Aちゃんやばくない！？超かっこいいんだけど！！ 」
「 てか、笑顔かわいすぎる〜！ 」
常識を覆してしまうほどの力を持つ彼女の隣が相応しい男である為に…
西田「 あとで結果送りますねぇ！ 」
『 うん、頼むわ。んじゃお先 』
あと数日後には、今度は俺達があの舞台に立つ番だ。
なお一層の気合いが入った俺は、今大会の応援ソングを流しながら走りに出かけた。
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LIL. - ゆりさん» コメントありがとうございます。まとまりのないお話ですが、楽しんでいただけるよう頑張ります！ (10月23日 11時) (
レス) id: 34a88b14c2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - めちゃめちゃ続きが気になります！これから更新楽しみにしてます！ (10月10日 12時) (レス) id: 203fcc8e94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LIL. | 作成日時：2023年10月10日 0時
