幽霊と超特急です!!!!!!!! ページ9
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何事もなかったかのようにゾロゾロとリビングに入って行くあいつらを見て
誰が、メンバーの脱退を経たグループとその張本人だということに気付くだろうか。
それくらい自然で、可笑しいほどいつも通りだった。
拓弥「...誰も居ねーじゃん
これから来んの？」
晃一「えっ？」
拓弥の言う通り、部屋には誰も居なかった。
晃一「あいつ...」
玄関のやりとりでもう既に誰が来たのか、わかってしまったのだろう。
晃一「おい！出て来いや！
隠れんなゆーたやろ！」
稜雅「晃一...？
大丈夫、？」
晃一「あー、もう！」
と明らかにキレた感じの声を出すと、うっすらとカーテンの隙間から見えて来た。
『ご、ごめんなさい...』
晃一「お前なぁ、」
祐基「え、晃一誰と喋ってんの？」
佑亮「こーちゃん、疲れてるんじゃない...？」
晃一「え、見えへんの？」
太陽「晃一、ホンマにどないしたん...」
晃一「え、なんで見えへんの？」
『だって幽霊がいるなんて普通は思わないでしょ...
見えない、って思えば見えるものも見えない。
ってか私、そもそも死んでるし...
見えなくて当たり前、なんだよ』
晃一「......ほんなら、見える、って」
海「え？」
晃一「見える、って信じて欲しいねん。
カーテンの所。
見えるって、心から。」
拓弥「晃一、本当に何言ってんの？」
ダメ、か...
佑亮「見える...僕には見える...
こーちゃんの会わせたい人、僕には見える...！」
晃一「佑亮...」
涙が出そうになった。
こいつは、佑亮はいつだってそうだった。
いつだって
“ こーちゃん、こーちゃん ”
ゆうて俺に声を掛けてくれたし、どんな時でも俺を取り残していかなかったし、
俺を必要としてくれていた。
佑亮「えっ、！あの子誰！？」
海「えっ、？
本当に誰かいるの？」
佑亮「うん、女の子...」
晃一「そう、そいつや！」
佑亮にだけでも見えてよかった、と安心している自分がいる。
稜雅「うわっ、！本当だ！」
太陽「えっ、誰や！？」
拓弥「え、あ、、見えた、かも...」
海「俺も...」
祐基「ぎゃーーーーー！！！」
晃一「よかった...」
祐基「誰！？なに！？お化け！！？？」
祐基がとにかく騒ぎまくるからAもなんだかシュンとしてしまった。
晃一「A。
8号車やねん。」
海「あ、そうなんだ...」
晃一「どうしても、この子に会ってほしかってん。」
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ゆー(プロフ) - 初めまして！まずは完結お疲れ様でした！コーちゃんの今の姿を作品にしている物語はほとんどないのでとても楽しんで読みました！そして超特急の離ればなれになっても壊れない強い絆を見ることが出来ました！本当にこの作品を書いて下さってありがとうございました！ (2018年8月26日 2時) (
レス) id: 0d8c219145 (このIDを非表示/違反報告)
影片りな(プロフ) - 完結お疲れ様でした。 やっぱり悲系は良いですね 新作楽しみにしてます。 (2018年6月30日 17時) (レス) id: 537ffb3acd (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃんまん(プロフ) - すごく感動しました。完結までお疲れさまでした！ありがとうございました。 (2018年6月29日 21時) (レス) id: 419d84e20f (このIDを非表示/違反報告)
うみ(プロフ) - 泣いちゃいました（；＿；）このお話すごく好きです！！更新楽しみにしてます！！ (2018年6月13日 23時) (レス) id: 6f490492dc (このIDを非表示/違反報告)
影片りな(プロフ) - 更新まってます！ (2018年6月3日 0時) (レス) id: 537ffb3acd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あっしゅ | 作成日時：2018年4月21日 12時
