超特急の姫。 part3

130 タクヤside ページ32

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スーパーに着いても、俺の脳内はコーイチとリョウガに言われたことで埋め尽くされていた。



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リョウガ「タクヤって...Aの事好きでしょ。」



リョウガ「メンバーを好きになんてなられたら、かなりマズイからね。」



コーイチ「メンバーやで？万が一付き合って別れたりしてみぃよ！


お前らだけじゃなく、俺らまで空気地獄やで？笑」




コーイチ「あー、無理無理！

絶対いつかは別れるで！


メンバー同士で結婚とか有り得へんからな笑笑」









…違う



Aのことは好きじゃない。



ただのメンバーだって思う反面、



僅かでも、



チクリ と



痛む胸があるのも事実。




気にしちゃいけばいけない、



気のせいだ、って思うほど


それは痛みを伴って主張してくる。




ちゃんとダメだって分かってるんだ。



だから痛いんだ。



リョウガ「ただいまー、」


めぐりめぐり、考えているうちに帰ってきていたようだ。



『♪〜♪〜♪〜

あっ、みんなおかえりー！』


コーイチ「ほな超特急で作るでー!」


『あ、私も手伝うよ!』


カイ「じゃあ三人で続きやるか。」


リョウガ「ちょ、ジェンガって…笑


なんか懐かしいな！笑」


タカシ「せやろ？


意外と盛り上がるんよ！」



リョウガ「え、俺もやりたい笑」


みんなの楽しそうなやり取りに今は楽しめそうな気がしなくて、

一人、部屋に向かった。



ユースケ「タクちゃん？」


リョウガ「あー、今はそっとしといてやって。」




こんな会話があったことなど、もちろん知らない。







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