超特急の姫。 part3

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あれは...
何だったのだろうか...？



男の人にあんな事をされた経験自体あまり無いから
タクヤの心境がいまいち掴めない。



タカシ「A、あかんよ

男をあんなに近付けたら。」



ちょっとお怒り気味(？)なタカシから絶賛お説教中。



タカシ「いくらメンバーゆーたって、

タクヤやって一人の男なんやからな！



Aみたいに可愛ええ子に抱きしめてもらえたら
気ぃおかしなるわ。分かったな？」



『あ、うん...』




...ごめんタカシ、なんて言った？




とは流石に言えなかった。。





私は...



色々と弄ぶのにちょうどいいのだろうか？




思い出したくなくても先生のことが頭に浮かぶ。



“ 好き ” と言うことも誰かを抱きしめることも


相手のことを好きじゃなくても、自分を満たすためだけに出来ることなのだろうか...？





コーイチ「...ぃっ！


おーいっ！」



『！！

は、はいっ！！』



コーイチ「何ボーっと突っ立ったっとんねん！」


『あ、あ、ごめん！』



コーイチ「またなーんか考えとったんのやろー？」



『あー、いや、特に！何でもないよ！』



コーイチ「しゃーないなぁー。


おりゃりゃりゃりゃー！」



『ひょっ、ひょーいひ、！



なにふふの！』



コーイチの片手でほっぺたを包まれる。




コーイチ「前を向けや！


俺がおんねんでー？

あひゃひゃひゃ！」


良いこと言ってくれると思ってたら
コーイチがドヤ顔であまりにも訳のわからないことを言うから思わず笑ってしまった。


『え？なにそれ！笑笑



かっこいいこと言ってくれるんじゃないの！？笑』



コーイチ「良いことなんて言わんでええねん！


お前が笑ってれば、笑かし方なんてなんでもええねん。」



そう言って優しそうに笑うコーイチ。


結局、めっちゃかっこいいこと言ってくれた。



コーイチ「大丈夫や。


俺らはちゃんと、Aのこと大事に思っとる。


タクヤも一緒や。


むしろ大事すぎて溢れてもーたんやろな！」



そっか...

なら良かったけど...




って、ん？



『え、何で知ってるの？』


コーイチ「タカシが大声で叫んどったで笑笑



Aがタクヤに襲われかけとったー！ゆうて笑」



『襲われ、ては無いんだけど...苦笑』



コーイチ「あれ！そーなん？


なんやー、タカシに盛られた話されてもーたわー笑」





...うん。




あとでかなりしっかりタカシにお説教をしよう。笑








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