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77 タカシside ページ27

今日は何でか俺のとこに来たA。


俺の足の間に収まっとるのがさらに可愛いんよ。



アイスを食べ終わってすぐ、気付けばAは座ったまんまで寝とった。


タカシ「あれま、寝てもうた。


ベッド寝かしてくるわ。」


カイ「あー、A?

いってらー」


Aの頭を床にぶつけんよう、まずは俺がゆっくり立ち上がってからお姫様抱っこをして部屋に向かった。


それにしても...軽すぎひん?


女の子をお姫様抱っこする機会なんてないからもしかしたらこんなもんなんかも知れんけど、
やけに軽く感じた。



Aをベッドにおろしてから寝顔を見る。


幸せそうな寝顔を見ているうちに、この間まで一人で苦しみに耐えてたことを思い出した。



俺らの可愛い妹を苦しめとった奴がおることを思い出した。


事が片付いたのか
最近は考え込んでる様な顔もせんけど


紛れもなく、その記憶はAの過去として残っていく。


それが俺にはとんでもなく許されん事に思えた。



Aは優しいから。


きっと相手を貶すこともなく、
自分にも非はあった、とか言うて傷つけられたことも伝えなかっただろう。


そんなんじゃ甘い。

Aの傷はそんな浅いもんとちゃう。




Aの優しさにかまけてのうのうと生きるなんて


俺が絶対に許さへん。





ユーキ「おっ、おかえりー」


リョウガ「タカシどうした?

顔怖いぞ?」


タカシ「えっ、ほんま?

あかんねー笑」


カイ「...A、どうかしたのか?」



それはちゃう。


タカシ「...何もないから、問題なんよ。。」


ユースケ「え、それどういう意味?」


タカシ「おかしいと思わんか?


なんでAだけ苦しまなあかんかったん?」


タクヤ「Aが前に付き合ってた先生、のこと?」


タカシ「そうや。

あいつは騙されて苦しんだんよ。


でもそれだけや。


その先生とか言う人を苦しめては無い。


なんでAだけ苦しんだん。

そんなの不平等や。」



リョウガ「いや、まぁそりゃあそうだけど...」


コーイチ「俺らが出来ることなんて無いんとちゃう?


俺らがどれだけAの為を思ってやった事でも、Aが望まんことやったらそれはただの迷惑や。」


タカシ「せやけど...


どうしても納得いかん...!」


何もしてやれん歯痒さが更につらい。


カイ「...もう、出来てるんじゃないか?


俺らがAにしてあげられることは。」


カイの言っとる意味が分からんかった。

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設定タグ:超特急 , 草川拓弥タクヤ , コーイチタカシ   
作品ジャンル:タレント
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あっしゅ(プロフ) - MIKA24327755さん» ありがとうございます(*´∇`*) (2018年2月19日 14時) (レス) id: 42ae30bd04 (このIDを非表示/違反報告)
MIKA24327755(プロフ) - ありがとうございます!応援します! (2018年2月19日 13時) (レス) id: febd0eb0fd (このIDを非表示/違反報告)
あっしゅ(プロフ) - MIKA24327755さん» 3の方から徐々に進んでいるとは思うのですが...作者はお話のつもりで作っているので、最終的な所はお話を読んで知って頂きたいと思っています。 (2018年2月11日 8時) (レス) id: 42ae30bd04 (このIDを非表示/違反報告)
MIKA24327755(プロフ) - mainの拓哉とはどうなっていくんですか??? (2018年2月10日 22時) (レス) id: febd0eb0fd (このIDを非表示/違反報告)
あっしゅ(プロフ) - ムラサキさん» すみません...!ありがとうございますm(_ _)m (2017年12月6日 22時) (レス) id: 42ae30bd04 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あっしゅ | 作成日時:2017年9月4日 7時

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