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私には、足りていなかった。
超特急の一員としての自覚も
個人のチャンスを蹴ってでも超特急として進んでいく、という覚悟も。
そのせいで、みんなを悲しませてしまった。
本当に反省だな...。
タクヤ「ほれ。」
『わっ、冷たっ』
ソファで猛省してると、いきなり頬に冷たさを感じた。
タクヤ「食え。」
振り向くとタクヤがアイスを持って立っていた。
『あ、うん、ありがとう...』
タクヤ「分かってると思うけどさ、
コーイチはただただ純粋にお前が心配なんだよ。」
『うん。分かってる。』
他のみんなは部屋にでもいるのか、リビングには私とタクヤだけ
タクヤ「お前が帰ってこない、ってなった時も一番心配してたのコーイチだったし。
うちんちのパパ、ああ見えて案外しっかり家族のこと考えてんだぜ?
だからさ、信じてやってよ。」
『うん。そうだね...
ごめん。』
タクヤ「あとそんなにテンション低いのも禁止な。
コーイチが気にするから。
多分今頃カイたちに言い過ぎって怒られてるだろうし。」
『あ、そうなんだ。』
タクヤ「冷たいもん食って、頭シャッキリさせな。」
『ありがとう。』
アイスを食べ終わって部屋に戻ると
コーイチが先にいた。
ドアを開けた音で気付いたみたいでコーイチもこっちを見て気まずそうな顔をしてる。
コーイチ「『...あのさっ』」
こんな典型的なハモり、あるの!?
でも、私が先に言わないと謝られる気がした。
コーイチは何も悪くないから。
『あのさ、コーイチ
大好きだよ。』
コーイチ「え、、、」
『私、コーイチのこと大好きだから。
絶対に嫌いになったりしない。
私のためを思って言ってくれたこと、すっごく嬉しかった。
もう、絶対に一人で何とかしよう!なんて馬鹿なこと考えないから。
みんなにちゃんと頼るよ。
大切なことを教えてくれてありがとう。』
コーイチ「あ、お、おん...」
コーイチの顔は若干呆気にとられてた。
予想外だったのかな?
怒られるのは、愛されている証拠だから。
『コーイチっ!』
コーイチ「おま、急に抱きつくな!」
私からも精一杯の愛を。
『大好き!』
コーイチ「おう。俺も好きやで。」
『パパー笑』
コーイチ「Aにパパって呼ばれるとホンマに俺おっさんやな。」
『そんなことないよ!
我が家のパパは若くて最高のパパだから!』
コーイチ「それは良かったわ。笑」
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あっしゅ(プロフ) - MIKA24327755さん» ありがとうございます(*´∇`*) (2018年2月19日 14時) (レス) id: 42ae30bd04 (このIDを非表示/違反報告)
MIKA24327755(プロフ) - ありがとうございます!応援します! (2018年2月19日 13時) (レス) id: febd0eb0fd (このIDを非表示/違反報告)
あっしゅ(プロフ) - MIKA24327755さん» 3の方から徐々に進んでいるとは思うのですが...作者はお話のつもりで作っているので、最終的な所はお話を読んで知って頂きたいと思っています。 (2018年2月11日 8時) (レス) id: 42ae30bd04 (このIDを非表示/違反報告)
MIKA24327755(プロフ) - mainの拓哉とはどうなっていくんですか??? (2018年2月10日 22時) (レス) id: febd0eb0fd (このIDを非表示/違反報告)
あっしゅ(プロフ) - ムラサキさん» すみません...!ありがとうございますm(_ _)m (2017年12月6日 22時) (レス) id: 42ae30bd04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あっしゅ | 作成日時:2017年9月4日 7時