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渋「…ん、」
「……。」
先生は戸惑う素振りゼロで頭をポンポンしてくれた
先生、忘れたんかな 覚えてるんは俺だけやったんかな
ずっと覚えてる
先生がご褒美や、ってキスをくれた日のことを
「…先生、お礼は？」
…そんな事を言う勇気はもう無かった
元々ヘタレの俺が勇気を出してネダってみたご褒美も求めてたモンとちゃうくて
そこでお礼を要求できる程俺は強くない
だからいつもみたいにヘラッと笑いながらからかうしか無いんや
「ははっ、先生 よう俺の頭触れたなぁ」
渋「ふん。ゆうても俺、170あるからな」
「うわー絶対 四捨五入しとるやろ！」
渋「こんなトコで見栄張るかボケ」
「口わっるー！先生に言ってやるもんねー」
渋「…お前が先生やろ！」
「え？あ、ホンマや」
渋「天然なんか」
「天然ちゃうわ」
渋「ならヘタレやな」
「へ、ヘタレちゃうし！」
渋「嘘や。ヘタレやからあそこで引き下がんねん」
渋谷先生の大きな瞳はゆっくりと俺を仕留める
渋「お前が欲しかったご褒美ってコレやろ、」
「……っ」ﾋﾟｸ、
先生は背伸びをしてキスをしてきた
ファーストやったんか？
って思うぐらい心臓バクバクやし、キスされた時 ピクって反応してもうた
俺らの熱を持った視線が絡み合う
渋「今日一回でも名前呼んでくれたら初めからこうするつもりやった」
渋「…そんな困った顔せんといてや、大倉先生」
…そっちやって苗字呼びやん
てか困った顔してたん、俺？
別れたんにこんなことしてエエのっていう戸惑い？
渋「…さ、戻って仕事しいや」
先生に押し出されそうになって勇気を出して言ってみる
「先生、お礼は？」
先生は待ってましたとでも言うように貪るようなキスをしてきた
「ふ、……ぁ、…」
先生の舌によって口内を荒らされ、溶かされていく
こんなにキス上手かったっけ？
キスだけで腰抜けそう
渋「…えっろ、」
「渋谷…先、生…っ」
渋「…それでも苗字なんや、」
ハッとした時はもう遅かった
先生は傷ついたように微笑んで、俺は泣きそうになりながら保健室を出るしかなかった
ヒイM45さん
作者、すば倉担なので力が入ってます笑 キュンとしてもらえるように頑張ります！
ラッキーエイト曲
なぐりがきBEST
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あま(プロフ) - このすば倉を読んでから、ここ数日すば倉小説を読みあさり、ハマってきてます… 最高です！！ この短編集、大好きなので悲しいです… (続編出してほしいなぁ〜…) (2020年9月13日 22時) (
レス) id: 621034dbe1 (このIDを非表示/違反報告)
繭とeight - すび倉⇒すば倉でした！ (2020年9月13日 18時) (レス) id: 311f2891a6 (このIDを非表示/違反報告)
繭とeight - すび倉ってどうしてこんなに最高で最強なんでしょう、、、？完結になるのは悲しいですけど、それまで楽しく読ませてもらいます！ (2020年9月13日 18時) (レス) id: 311f2891a6 (このIDを非表示/違反報告)
漓K8果 - んんん…すば倉 最っ高でした！ごちそうさまでしたぁっ(涙)この短編集が完結なんて寂しすぎます…新作って考えてらっしゃいますか…？ (2020年9月13日 16時) (レス) id: 4c799f114d (このIDを非表示/違反報告)
かなた(プロフ) - すば倉大好きなのですば倉小説嬉しすぎました！！！！！ (2020年9月13日 15時) (レス) id: 9ea7f84e40 (このIDを非表示/違反報告)
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