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「「じゃあ、行ってきます」」
「無理しないでね」
「体調には気を付けるんだぞ」
大きなボストンバッグを抱えて、駅に向かう。
バッグ以外の物は事前に学校の人が取りに来てくれた。
「何番ホームか、コーシ分かる?」
「99番って書いてるけど…ホームは6番までしかないのにな……」
迷っていると「どうかしたのか?」と声をかけられた。
振り返ると、黒髪の如何にも健康そのもの!という感じの男の子が
私たちと同じように、ボストンバッグを抱えて立っていた。
「あ、この…99番ホームってどこか分かりますか…?」
「丁度よかった!俺も99番ホームに向かうところだから、着いて来て」
男の子に連れられて来たのは、地下へと続く階段。
「「階段……?」」
「一見普通の階段だけど、ほら、ここの紋章に切符をかざしてみて」
言われたとおり切符をかざすと、階段がせり上がってきて奥へと続く道になった。
「「凄い……」」
「まあ、これ所見では分かんないよな(笑)」
少し小走りで奥へと進むと、列車のが発車メロディーが流れていた。
「大変だ!2人とも急げ!!」
「「うんっ」」
何とか、列車に滑り込んだ。
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作者名:レヴィオサー | 作成日時:2023年11月19日 4時