31話 ページ33
side you
冬弥「それは、どういう事だ？」
冬弥くんは少し考え、そう口にした。
『そのまま。そこだけすっぽり抜け落ちてるの。』
何なら、ここに引っ越して来た日の記憶もない。
ある日突然起きたら、ここだった…。みたいな。
僕という存在は、元々このセカイに存在してたんだろうか。
それすら、不安になる。
『まぁ、こんなに暗い話してたらご飯美味しくなくなっちゃうから食べてから話そっか。ちょうどいい感じに冷めてきたし食べてよ。』
話を一旦流し、グラタンを食べる。
冬弥「そうだな。」
そう言ってくれてるものの、グラタンには手を付けずにずっと考え事をしている。
切れ長の瞳が空を見つめる。
すると、はっとした様に声を出す。
冬弥「A、前々から聞きたかったんだが…」
『？うん。』
冬弥「Aはいつからネットで活動を始めたんだ？」
『え…？知らない。』
起きたときには…。
…ん？起きたとき…？
『あーっ！！』
冬弥「ﾋﾞｸｯ…どうしたんだ？」
『ちょ、ちょっと待ってて！』
立ち上がって、自分の部屋に行く。
記憶が正しければ、絶対にある。
記憶を取り戻す鍵であるものが。
『えっと…。』
机の引き出しを隅から隅まで確認し、探している物を探す。
でも何処にもない。
何で。ここにあるはずなのに。
『いや、まだ諦めない…！』
次は机の周りを探す。
影で見えないところは、ライトで照らして、隅々まで。
すると、一枚の紙を見つけた。
4つに折り畳まれたそれを開き、中身を見る。
[最後に、
段々転生前の記憶が薄くなっていくから気を付けてね☆
偉い神様より]
『転生ま、え………』
ポツリポツリと頭の中で光が灯る。
ある時を拍子に、何かが弾ける。
濁流のように記憶が流れ込む。
頭がこんがらがって、意味が分からない。
だんだんふわふわしてきて、何時しか倒れた。
.
.
.
.
side toya
リビングでAを待っていたが、さすがに遅いと思い、立ち上がる。
すると、上から何かが落ちたような鈍い音が聞こえる。
「！」
俺は急いで二階へ上がる。
音がした方に行くと、一つだけ開いている部屋があった。
そこに入ると、Aが倒れていた。
「A！」
Aに駆け寄り、状態を確認する。
ちょっと顔が赤い。
俺はすぐにAをベッドに寝かせ、色々と準備をする。
濡れタオルを用意し、Aの額に乗せる。
息は安定していて、とりあえず安心した。
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chokominto@メイン更新停止中 - *瑠璃*さん» ………………(察 (2021年6月4日 21時) (
レス) id: d8e12cdfc5 (このIDを非表示/違反報告)
*瑠璃* - chokominto@メイン更新停止中さん» 言ってみたよ〜うちの行動しだいだって(これはお母さんがめんどくさい時から逃れようとするときである。つまり多分だめ) (2021年6月4日 20時) (レス) id: f48c22676e (このIDを非表示/違反報告)
chokominto@メイン更新停止中 - 名無しのごんべいさん» 何でお前毎回深夜にコメントすんの？？体内時計だいじょぶ？おん、更新は頑張るわ。(内心:テスト期間だけどいいよな！(いい笑顔) (2021年5月27日 16時) (レス) id: d8e12cdfc5 (このIDを非表示/違反報告)
chokominto@メイン更新停止中 - *瑠璃*さん» インストール出来るか交渉した？(フレンドになりたい人) (2021年5月27日 16時) (レス) id: d8e12cdfc5 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのごんべい - chokominto@メイン更新停止中さん» はい。すんませんでした。とでも言うと思ったk((((((((((内心すごい反省している人)(そっちも更新頑張れ〜) (2021年5月27日 0時) (レス) id: 6dc1e9f0e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイスミントチョコ | 作成日時：2021年5月17日 10時
