10話 ページ11
side you
そして、放課後。
特に用事もないので、帰る支度をする。
すると、
杏「あ、A君〜！」
と、杏ちゃんが教室前の廊下にやって来た。
『杏ちゃん、どうしたの？』
そう聞けば、
杏「A君、今すっごく有名だよ！いや、元々有名だけど！」
『え？』
冬弥「白石、どうした。Aが困っているだろう。」
杏「これ見ても、そう言える？！」
そう言って、スマホの画面を見せてくる。
それは、神高の生徒らしき人のSNSのアカウント。
杏「これ！」
そう言って、とある文面を指す。
そこには、
[私の通う学校で見つけたちょー美声の子(たぶん男の子)。ずっと聞いてられるよね〜。]
と書かれており、その下には僕がお昼休みに歌っていたところを後ろから撮った動画が付けられていた。
『うぇぇぇ！？！？』
冬弥「Aだな。男の“娘”の方が合っていると思うが。」←
ん？冬弥くん何言ってるの？
杏「そこじゃない！Aが時雨って気付きかけてる人がいる事が大変なの！」
『あぁ、顔出ししてないもんねぇ。』
と、呑気に答える。
杏「何でそう呑気なの？！」
え、だって。
『明日のイベントで、顔出しするし。』
杏/冬弥「「え？」」
『？』
あれ、何か変なこと言った？
杏「え〜、私達だけが知ってるのが良いのに〜。」
『うん。…ほっぺつつかないで。』
杏「ぷにぷにしてて気持ちいいからやだ。」
冬弥「…」ｽｯ←
あれ、冬弥くんまで？
『…』ﾑｯｽ〜
杏/冬弥「「(拗ねた。/拗ねたな。)」」
『僕もう帰ります。』
そう言って鞄を持ち直し、教室を出た直後、
類「おや、また会ったね。」
『あ、類先輩。』
待ってました、とでも言うかの様に階段の死角から出てきた。
会いたくなかった人、No.2。
No.1は司先輩。うるさいからね。←
すると、そんな考えを見透かしたように、
類「見るからに会いたくなかった、という顔をしなくてもいいだろう。僕は今のところ、君には何もしないさ。」
『今のところ、って何ですか。』
後々何かされる、って事？
痛いのは嫌だよ？
類「流石に気付くか…。まぁ、その内分かるよ。」
『それが一番怖いんですけどね。』
そう言っていると、
彰人「A。」
と後ろから彰人くんに呼ばれる。
『彰人くん、どうしたの？』
彰人「いや、あいつらがお前の頬が何たら、とか言ってたからどうしたのか、って思ってな。」
ほっぺぷにぷにしてて気持ちいい、って言われたなぁ…。
…太ってるってこと…？←
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 112人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
chokominto@メイン更新停止中 - *瑠璃*さん» ………………(察 (2021年6月4日 21時) (
レス) id: d8e12cdfc5 (このIDを非表示/違反報告)
*瑠璃* - chokominto@メイン更新停止中さん» 言ってみたよ〜うちの行動しだいだって(これはお母さんがめんどくさい時から逃れようとするときである。つまり多分だめ) (2021年6月4日 20時) (レス) id: f48c22676e (このIDを非表示/違反報告)
chokominto@メイン更新停止中 - 名無しのごんべいさん» 何でお前毎回深夜にコメントすんの？？体内時計だいじょぶ？おん、更新は頑張るわ。(内心:テスト期間だけどいいよな！(いい笑顔) (2021年5月27日 16時) (レス) id: d8e12cdfc5 (このIDを非表示/違反報告)
chokominto@メイン更新停止中 - *瑠璃*さん» インストール出来るか交渉した？(フレンドになりたい人) (2021年5月27日 16時) (レス) id: d8e12cdfc5 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのごんべい - chokominto@メイン更新停止中さん» はい。すんませんでした。とでも言うと思ったk((((((((((内心すごい反省している人)(そっちも更新頑張れ〜) (2021年5月27日 0時) (レス) id: 6dc1e9f0e0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アイスミントチョコ | 作成日時：2021年5月17日 10時
