雨宮兄弟の末っ子お姫様

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お家についた頃には、すでに日が暮れていた。



雅兄と私は、いっぱいの荷物を持って玄関をあけ、リビングへ。





「広兄ーただいまー！」




広兄はさすがにもう起きていて、ソファに座ってテレビを見てた。


不機嫌…ぽい。



荷物を床に置いた雅兄はご飯を作りに。


私も荷物を床に置き、広兄の膝にまたがって座る。





「広兄ただいまってば！」


広「…おかえり」





ちら、と私を見てまたすぐ視線を背ける広兄。





「広兄…Aなんかした…？プリン食べちゃったから、怒ってる…？」





そういえばはあ、とため息をついた広兄。

それと同時に、ぎゅーと抱きしめられた。





広「…なんで2人だけで出かけてんだよ、声もかけねーで」


「広兄昨日遅くまで起きてたみたいだから…起こしたらかわいそうかなって…」


広「バカ。…ほんと兄貴ばっかずりい。お揃いでピアスまでつけやがって」





そう言ってさっき買ったピアスをつけてる左耳に触れられた。


くすぐったくて身をよじる。

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