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「ちげぇ! アンダーは腕じゃなくて脚で運ぶんだよ!!」
先輩たちに勝負を受け入れてもらったのはよかったのだけれど、
ひとつ、誤算があった。
ヒナタショウヨウ はほぼ初心者だったのだ。
中学時代、男子バレーボール部はヒナタショウヨウ
たった一人だったらしい。
良くやめなかったな…
俺は普通に尊敬した。
毎日暗くなるまでレシーブレシーブレシーブ。
そりゃ、こいつリベロだろうしな。
あー、俺はなにしよう。
メニュー外のことするのもだりぃしな。
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とうとうその日はやってきた。
同学年の ツキシマケイ と ヤマグチタダシ
そしてキャプテンの サワムラサン が
人数合わせに入ってくださるようだ。
俺は カゲヤマトビオとヒナタショウヨウと
同じチームなのだが、本当に心配だ…
大体、セッターとリベロしかいないチームって
どうなんだよ
そう思いながらアップをした。
試合は始まり、普通に俺たちは負けていた。
そりゃあキャプテン相手じゃそうだろう。
ある程度はやらないと迷惑だろうし
俺はフェイントと弱打で得点を稼いでいた。
そんなとき カゲヤマトビオは俺に言った。
「お前、やる気ねぇのか?」
俺の頭のどこかで
プツンと切れた。
大嫌いなその言葉。
「は? じゃあ本気ってなんだよ 」
「打ってやるよなんでも " ホンキ " でな〜?」
俺の全力の挑発
あいつは簡単に乗った
いや、挑発に乗せられたのは俺かもしれない。
だってあんなに高くから打ったのは
初めてだったのだから。
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翔飛(プロフ) - 続きってありますでしょうか?いつも面白いです!これからも頑張ってください!! (2022年5月11日 16時) (レス) @page5 id: 4b13e88e37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はち | 作成日時:2018年2月27日 22時