ひきこもりシェアハウス[おそ松さん×歌い手]3

お花見の季節になりましたね ページ24

「桜、綺麗だな〜……」


とある公園の桜の木の下で、温かいお茶を飲みながらぼそりと呟く。


お茶の中に浮かんだ一枚の桜の花びら。


降るように落ちる花びらは、まるで桜ノ雨。


halyosy「……桜ノ雨……」


お、同じこと考えてる人がいたみたいだ。さすが作曲者さん。


おそ「なぁチョロ松ぅ、酒の席にぴったりの余興やってよ」


チョロ「ないよそんなもん」


トド「このポッキー縦に咥えるとかでいいから」


チョロ「誰がやるかバカ」


みんな、思い思いにお花見を楽しんでいるようだ。


酒が回っている人がいるせいか、陽気で楽しい雰囲気が伝わる。


96猫「……このまま帰るの勿体無いなあ。……そうだ、カラオケ行かない？」


断る理由なんてあるはずもない。


春の日差しを背に受けて、私達は公園をあとにした。

歌うおそ松→←お久しぶりです

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す