48. ページ48
それからさらに1週間後。
ミヨンは貯めていたお金でほんとに積み始めて、途中で白目向いてたけどなんとかできる限りの量を買ったらしい。
私は当然積んでないし、泣く泣く買ってるミヨンを隣で見てるだけ。
そんなんだったら積まなきゃいいのに と思うけど、手に触れてしまった私が言う権利なんてないからそばで見守るだけにした。
「…え、今から?」
MY『そう、ちょっときて!!』
せっかくの休日。ゆっくり休もうと寝っ転がっていたらミヨンから呼び出しの電話がかかってきた。
すごい声がはずんでたけど…
とにかくミヨンの家に急ごうと立ち上がると、視界に入った机の上に置いてある紙切れ。
「……あ、」
それはジョングクからもらった連絡先で、ずっと勉強漬けだったから一瞬忘れてたけど そうだ私、まだミヨンに言えてないんだった。
連絡なんて当然できてないし、できないし、っていうかカトクなんて登録すらしてない。
ずっと、放置してた。
こんなもの、教えてくれた理由も分からないまま。
そうだ、もし…ミヨンがハイタッチ会はずれちゃってたら
「……いやいやだめだめ」
きっと落ち込むミヨンに教えようかと一瞬よぎったけど、そんなことできない。
でも、隠し事はしたくない。
……言ったほうが、いいのかな。
わかんないけど…言っちゃダメなような気がするけど
「……」
やっぱだめだ。
もう、忘れよう と 意を決して紙切れをゴミ箱へと捨てた。
なにもなかったことになんか出来ないけど、私はずっとこれからもファンとしていたい。
ミヨンも、ジョングクもごめんなさい
ほんとに、教えてくれた理由が分からないから
ズキッと痛む胸を紛らわそうと、すぐに家を出てミヨンの家へと急いだ。
2841人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マユミン(プロフ) - お待ちしておりました!とても好きなお話なので更新嬉しいです^_^ (2021年3月29日 15時) (レス) id: 93502ec7e6 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 待ってました!受験お疲れ様です!続き楽しみにしています!! (2021年3月23日 23時) (レス) id: 12709d1543 (このIDを非表示/違反報告)
ちょん - とても素敵なお話ですね。続きが気になります。更新頑張ってください。 (2020年6月6日 10時) (レス) id: 7ec8d40e9d (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ(プロフ) - はやく続きが気になって仕方がないです!!更新楽しみにしています! (2020年5月1日 15時) (レス) id: 19d60ed3d4 (このIDを非表示/違反報告)
テミン(プロフ) - jkさん» ですね笑 その人は前世で何をしたんでしょう... (2020年4月30日 18時) (レス) id: 35b62889c6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:テミン | 作成日時:2020年4月11日 11時