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チャリンっ..
持っていたルームキーが床に落ちていく。
なにも力が入らない。頭がまわらない。
私をまっすぐ見るミヨンに、視線を外すことができない。
MY「……ちょ っと、ま って … 」
「…ちがっ、ミヨ_」
MY「さっきの、 … なに どういうことっ？」
ゆっくり近づいてくるミヨンに、なんて言葉をかけていいのか分からない。いや、言葉が出てこなくて
胸の奥で どくんどくんと鳴り止まない音と、背中につたっていく冷や汗だけが私を支配していく。
MY「…私がいない間に …なにがあったのっ？ねぇA、Aってばっ！！」
「……ご めんっ、」
私の肩を大きく揺さぶるミヨンは、ひどく混乱している様子だった。
きっと、私がこのホテルでジョングクと遭遇したときと同じ気持ちだと思うのに
謝ることしか言葉が出ない。それがミヨンを、さらに不安にさせてるというのに
MY「…っ謝る前に、なにがあったかちゃんと説明してよ、」
「………っほんと ご めん」
MY「……日本語通じてないの？説明してってば…っ、」
知られてしまった焦りと、自分のしたことの重大さに改めて気づいて もうミヨンと目も合わせられない。
ジョングクと昨日会ったこと
ジョングクに帽子をもらったこと
ジョングクの部屋に行ったこと
ジョングクと2人で話したこと
あげくに推しのテヒョンにまで
全部言ったら、どうなっちゃうの？
ミヨンは理解してくれる？それともアミとして最低だって友達やめられる？
………そんなの、考えなくても後方だってわかる。
MY「…っ言えないの？」
「……ミヨン、」
MY「なにを隠してるのか知らないけど、…言ってくれるまで待つから。」
どんな時でも、私を信じてくれた親友だから
信じてくれてるから 隠すことなんてできない。
でも、きっと全て言ったら前みたいには一緒にいられないのかもしれない。
裏切り者のような私を、まっすぐ見つめてくるミヨンに心が痛くなるけど やっぱり嘘をついて隠すことなんてできなかった。
ただ、もうちょっとだけ友達でいたかった。そんな都合のいいような気持ちが変に葛藤させてくるけど
ぽつんぽつん、と 一つずつミヨンに明かした。
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マユミン(プロフ) - お待ちしておりました！とても好きなお話なので更新嬉しいです^_^ (2021年3月29日 15時) (
レス) id: 93502ec7e6 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 待ってました！受験お疲れ様です！続き楽しみにしています！！ (2021年3月23日 23時) (レス) id: 12709d1543 (このIDを非表示/違反報告)
ちょん - とても素敵なお話ですね。続きが気になります。更新頑張ってください。 (2020年6月6日 10時) (レス) id: 7ec8d40e9d (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ(プロフ) - はやく続きが気になって仕方がないです！！更新楽しみにしています！ (2020年5月1日 15時) (レス) id: 19d60ed3d4 (このIDを非表示/違反報告)
テミン(プロフ) - jkさん» ですね笑 その人は前世で何をしたんでしょう... (2020年4月30日 18時) (レス) id: 35b62889c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：テミン | 作成日時：2020年4月11日 11時
